ビッグコミックス ダンス・ダンス・ダンスール（２５）

著者名：ジョージ朝倉【著】

小学館（2023/04発売）

• ISBN：9784098615001

内容説明

潤平、バレエ人生最大の危機！？

スクール公演『コッペリア』ついにフィナーレ！！
練習の成果を発揮し、絶好調の潤平が舞台を席巻する。
そんな中、まさかの転倒。
足の違和感を訴える潤平に
衝撃の診断がくだされるーー

リハビリに励むなか、出演予定だった
生川バレエ団主催のガラ公演のため日本に帰国。

懐かしい面々との再会も束の間、
周囲の成長に対し独り足踏みする潤平。
逃げるように向かった先は！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐうぐう]

絶頂からの転落。油断は、無敵だと信じた瞬間に生まれる。前十字靭帯断裂。華やかな表舞台からの退場を余儀なくされる。そこで潤平は思い知ることになる。仲間に対しての嫉妬を。自信喪失は焦りとなり、嫉妬の炎が自分を焼き尽くしそうだ。しかし、潤平は悟る。「…ブランコ、あなたは、ずっとこんな気持ちでいたんですか」と。その悟りは、転落したからこその気付きだ。そしてその悟りが潤平の血肉となれば、彼はまた、彼だけが魅せることのできる跳躍を可能とするはずだ。

2023/05/14

[空のかなた]

コッペリア公演での潤平、無敵！ブランコと潤平が共に重なり合いながら跳ぶ、舞う。そこに今までとはレベルの違う挫折、絶望が潤平を襲う。側にいてくれるぶっきらぼうなブランコの一言一言、夏姫の寄り添い、兵ちゃんの叱咤激励が潤平を変えていく。とはいえ幹太の踊りの進化·きらびやかさに嫉妬し、舞台に上がれない自分に足掻く潤平、その先にどんな潤平の進化があるのだろうか！

2023/05/02

[笠]

4 新刊読了。絶頂の瞬間ほど、得てして地獄への穴がぽっかり空いているもの。コッペリアで最高の演技を見せる中、前十字靭帯断裂。ローザンヌ国際コンクールまでの道のりは厳しいものとなったが、何というか作劇的にはめちゃくちゃ逆フラグだよな。しかも本当に流鶯との対決ということになれば、もしかしたら作品としてのクライマックスになるかもしれない。ちょうどいいんだよな、ボリューム的にも、ストーリー的にも。怪我からの復帰は、潤平にとって最後の試練となるかもしれない。とにかく次巻も楽しみ。

2023/04/22

[うさぎや]

文字通りの急転直下。これはなにやら波乱の予感……

2023/04/15

[かなっち]

スクール公演『コッペリア』は遂にフィナーレを迎え、練習の成果を発揮した絶好調の潤平君が舞台を席巻する…第25巻です。上手くいきすぎて不安を感じる中、新たな試練が潤平君を襲いました。まさかの転倒が引き起こした、前十字靭帯断裂。手術とリハビリに苦悩する様子に胸が痛むのはもちろん、何よりも踊れないことの焦りがヒシヒシと伝わってきて。温かく見守って支えてくれる彼女や友人たち、そしてブランコ始め兵太君身内たちの渾身の看病にホッコリしつつも、元のような最高の演技ができなくなったらどうしようと不安になってます。→

2023/05/29