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内容説明
鎌倉奪還に向けて兵を挙げた諏訪神党は因縁の小笠原軍と対峙する。幾度となく戦ってきた神出鬼没の知将・瘴奸との最後の戦い。信濃の両雄、貞宗と頼重の直接対決。民を苦しめてきた悪徳国司・清原が繰り出す最終兵器…。長きに渡る潜伏から数々の激闘の末、ついに時行が日本中に向けて名乗りを上げる!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
72
瘴奸との決着。出会いのおかげで更生した彼だが、やり遂げた後に出た未練こそが真の報いと言えるだろう。この巻屈指の名戦闘であり、悟った貞宗が別の余韻を残す。しかし松井先生と担当さんの取材シーンをさらりと本編にねじ込み、監修の先生方の「マジで何も無い」を揃えるのメタい。歴史物には史料が必須なのにその史料のなさすら昇華させるのは上手い。「子孫が時継くんの日記をしっかり保存してくれないとダメ」。うん、そうだね。この漫画貞宗もそうだけど敵味方おっさん達の株の上がり具合が凄い。ただし麻呂、テメーはダメだ(あれは例外)。2022/11/09
こら
61
時行達諏訪勢が尊氏に対して決起し、ついに中先代の乱勃発!外道「鍼口鬼 瘴奸入道」だった彼が武士「信濃国西豊科荘地頭 平野将監入道」として時行と対峙する見開きの対比の描き方がまたシビレる!優しい地頭様や重戦車国司様といい、今巻は特に登場人物の最期に魅せられた巻でした。敵側も最初雑魚?と思わせて、どんどん魅力的な見せ場を描いて、最後は見事な散り際に持っていくこの流れがホント、ズルいほど上手い!そして時行の名乗りのクライマックス!今一番ハマっている漫画です。あれはもう元には戻れない…2022/11/11
りー
35
とっても濃~い内容でした。諏訪氏の諏訪頼重のように、生き神として信仰の対象になっていた一族がこの時代までいたっていうことが凄いなと改めて思います。あの波状の刀、実在してるのか!!…そして、遂に若君が名乗りを上げて…始まってしまいました、中先代の乱😭。頼重様の勇姿を目に焼き付けておこう。2022/11/06
ミキ
27
とうとう名乗りを上げる時が来たぁ。歴史が苦手でもわかりやすいし、ゲームとかに分かりやすい例えてくれるから面白い。2022/11/15
軍縮地球市民shinshin
26
瘴奸を倒し、信濃国司清原を討ち果たした長寿丸と諏訪頼重は、ここで長寿丸が北条得宗家の遺児・時行であると名乗りを挙げる。ここで8巻は終了。中先代の乱が本格的に勃発。この漫画はどうそれを描くのか、それが楽しみ。大河ドラマで北条義時が幕府内で権力を確立するために血みどろの闘争をやっているから、どうも北条にそんなに肩入れできないと思ってもしまう。 2022/11/06