角川つばさ文庫 四つ子ぐらし（１１） 転校生はいとこでアイドル!?

著者名：ひのひまり【作】/佐倉おりこ【絵】

KADOKAWA（2022/03発売）

• ISBN：9784046321206

内容説明

三風です！　私たち姉妹のいとこで、アイドルのトウキくんが、
テレビ番組『学校ファイブ』の撮影で、あやめ中に『転校』してきたの！
トウキくんは、『学校ファイブ』が成功すれば、テレビ局の力で、私たちのお母さん――雅さんの行方を探してもらえるはずだ、って言うんだ。
私たち、本当にお母さんに会えるかもしれないんだよ！
いっぱいの希望を胸に、番組の撮影に協力することにした私たち。でも、それが、思いがけないトラブルの引き金になってしまって……？
お母さん探しも、番組も、いったいどうなっちゃうの!?【小学中級から　★★】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[cooky]

読んじった。🍀

2022/04/14

[いりあ]

ひのひまりさんの「四つ子ぐらし」の第11巻。別々の境遇で育った四つ子が共同生活を送るお話。今回はいとこでアイドルのトウキくんが三風のクラスに転校してきます。わいわい楽しく過ごす内容になるかと思いきや、今の時代、絶対に避けては通れないネットの闇、炎上案件について問題提起しています。こういう重いテーマにきちんと取り組む本シリーズは児童書として素晴らしい役目を果たしていると思います。そして、サラッと雅さんのお話にも進展がありましたが、ラスボスっぽい人が登場して、どうなってしまうんだろう。

2023/08/10

[こまさん]

娘一人読み。転校生はいとこのアイドルトウキくん。面白いようです( ◠‿◠ )

2023/07/09

[縄文会議]

四つ子のいとこでアイドルのトウキが、テレビの撮影で学校に「転校」してきたことで姉妹はファンの恨みを買ってしまう。犯人がわかってからの対話で、四つ子それぞれが思いを話すのが良かった。誰もが持つモヤモヤした気持ちを深く考えて、そういう時どうしたら、という提案もしている。子どもが手に取りやすく、読みやすい話でそれをしてくれているのがいいと思う。恋愛要素もほどよい感じで好きです。

2022/08/07

[びぜんや]

トウキくんが転校してきて、テレビ局もやって来た？　というエピソードですが、それが少女読者の瞳をキラキラさせるような華やかなエピソードにならないで、シリーズ屈指の重いエピソードになるところがこの作品のいいところですね。SNSの炎上というテーマはイマドキだなぁ、と思いましたが、その解決方法は素朴なチカラワザ。でもこういうことって大事だよね、という説得力がありました。今回も鮮やかにフィニッシュしたと思ったらラストにもうひとひねり。このシリーズは相変わらず最後まで読ませてくれますね。★★★☆☆

2022/04/10