出版社内容情報
貞淑という悪徳、“不真面目な”ヒロインたち、
不条理にキラキラのポストモダン、
結婚というタフなビジネス……
「男らしさ」「女らしさ」の檻を解き放て!
注目の批評家が贈る〈新しい視界がひらける〉本
・ジュリエットがロミオにスピード婚を迫った訳とは?
・フェミニズムと優生思想が接近した危うい過去に学ぶ
・パク・チャヌク映画『お嬢さん』の一発逆転!〈翻案の効用〉とは
・『マッドマックス』の主人公がもつケアの力と癒やし
・「マンスプレイニング」という言葉はなぜ激烈な反応を引き起こすのか……etc.
閉塞する現代社会を解きほぐす、鮮烈な最新批評集!
内容説明
ジュリエットがロミオにスピード婚を迫った訳とは?フェミニズムと優生思想が接近した危うい過去に学ぶ。パク・チャヌク映画『お嬢さん』の一発逆転!“翻案の効用”とは、『マッドマックス』の主人公がもつケアの力と癒やし、「マンスプレイニング」という言葉はなぜ激烈な反応を引き起こすのか…etc.閉塞する現代社会を解きほぐす最新批評集!
目次
プロローグ:ザ・マスタープラン
フェミニストの鍵貸します(あの服が着てみたいけど…素敵なドレスの誘惑と抑圧;スモームのBB、スタイネムのマリリン―フェミニストが愛したセックスシンボルたち;ありがとう、ミス・オルセン―『アパートの鍵貸します』;フェミニズムと優生思想が接近した「危うい過去」から学べること―未来を見据えたフェミニストになるため ほか)
時をかけるヒロイン(女の子のためのおバカ映画―不真面目なヒロイン映画の系譜;反恋愛映画としての『ハーレイン・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』 ほか)
男たちのデス・ロード(なぜ、説教したがらない男たちも「マンスプレイニング」と言われると驚くのか?―言葉が持つ力を考える;男の子はいかにして「男らしさの檻」に入れられるのか―自由は実は自由じゃない ほか)
結婚というタフなビジネス(ジェーン・オースティンとジョージ・ムアのヒロインたち;シェイクスピア劇のカップルたち スピード婚の背景とは? ほか)
めぐりあう女たち(私たちは帝国だったんだけど、とはいえ私はストームトルーパーにすらなれないかもしれない―『スター・ウォーズ』とファンガール;あしながおばさんとシンデレラ―『SKIN/スキン』における女性 ほか)
著者等紹介
北村紗衣[キタムラサエ]
1983年、北海道士別市生まれ。武蔵大学人文学部英語英米文化学科准教授。専門はシェイクスピア、フェミニスト批評、舞台芸術史。東京大学の表象文化論にて学士号・修士号を取得後、2013年にキングズ・カレッジ・ロンドンにて博士号取得。2014年に武蔵大学専任講師、2017年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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