内容説明
どうして死ぬの?死んだらどうなるの?人類は大昔から「死」の正体を解き明かそうとしてきました。哲学者たちの考えに触れると、「死」のさまざまな側面が見えてきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
24
わずか数十ページの紙幅ながら、パスカル、エピクロス、オーギュスト・コント、ソポクレス、ソクラテス、プラトン、スピノザ、モンテーニュら歴代の哲学者や思想家達の死を巡る思索を辿りながら、死とは何かを深く考える事ができます。なんて贅沢な時間を味わえる本なんだろう。名だたる哲学者たちと一つのテーマで対話することができるなんて。2018/09/29
コージー
23
★★★★☆子どもが初めてふれる哲学の本として編集された、フランス生まれのシリーズ本。この本は、「死」がテーマ。子ども向けの哲学の入門書ですが、大人でも非常に読みごたえはあります。「死」について真剣に考えたい、生きる意味を探している、そんな方にオススメです。【印象的な言葉】①わたしたちは、ほかの人の死――とくに大切な人の死をとおしてしか、死を体験できない。②死を悼むということは、死をうけ入れることであり、同時に拒否することでもある。③かぎられた短い時間しか生きられないからこそ、人生に意味があるのではないか。2019/07/01
tellme0112
5
なぜだか、あまり響かなかった。タイミングまずったかな…2018/03/27
菊蔵
3
「死」は決して体験することができない故に、古来からの大きなテーマであると。古代の賢人哲学者たち、宗教家たちがどんなことを「死」について考えたか、が子供向けに(と言っても小学生だとちょっと難しいかも)書かれたもの。私がハッとしたのは「哲学者は何かを言い切ることはない。むしろ反対にずっと問い続けるのだ」の一文で、最近ネットで適当に耳心地の良いそれらしい言葉でやたら断定的に言い切る文章を見た時の違和感を思い出した。簡単に物事を言い切ってはいけないんじゃないの?と、常に思っていた自分に気づかされた。面白かった2018/07/24
るみ
2
さくっと読了!死について書いてある。人間はいつか死ぬ、それを恐れてはいけないと、、、。2017/05/02