内容説明
過去、現在、未来という3種類に分けることのできる「時間」。現在は次の瞬間、過去になる。「時とは川のようなもの。同じ川で泳いだとしても、その水はもう前と同じ水ではない」とある哲学者は言った。「時間とは何か?」という問いへの答えを探り、読者を哲学の世界へと誘う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せっちゃん
13
10代哲学さんぽ、図書館本。子供の頃本嫌いでした。これ、大人のわたしが読んでも、時間の事を深く考えられました。時間ってなに?2020/10/29
エディン
10
時間っていつも身近にあるのに、何って問われると、分からない。時間は流れ。今って言った瞬間に、今は今でなくなる。2018/07/26
おさと
4
問いを持つことの重要性。若い時から訓練してたらよかったー2020/10/07
モリー
3
『物理学者エチエンヌ・クラインは、時間を「車輪のついた牢獄」と表現している。』p30 そうです。さらに、『大人の人生は、子供のそれにくらべると、すでに多くのことが決まっている。住む場所、職業、もしかしたらもう築いた家族があるかもしれないし、家を買うために借金をしているかもしれない。そういったことにより、現在と未来の多くの部分がすでに決められてしまっている。』p74 とも。そして、子供たちには、望みのたっぷりつまった未来があると説く。子供達に是非読んでほしい本です。2017/11/25
勝手に読んだYA本つぶやくBOT
2
数年前の君は幼かったし、今はいろんなことに悩みながら生きてるだろうし、数年後はそんなことも忘れ立派な大人になっている。時間は切っても切れない身近な存在だけど、うまく説明できますか?この本では有名な哲学者の言葉も交えながら時間についていろんな角度から考えていきます。2017/06/01