内容説明
志向性、直感、構成、時間、身体、相互主観性、生世界、超越論的主観性の誕生と死などの現象学の根本概念を明快に読み解く。最新の研究を踏まえたフッサール現象学への最良の入門書。
目次
第1章 初期フッサール―論理学・認識論・志向性(フッサールの心理主義批判;志向性という概念;作用、意味、対象 ほか)
第2章 フッサールの超越論哲学への転回―エポケー・還元・超越論的観念論(無前提性;デカルト的道と存在論的道;いくつかの誤解 ほか)
第3章 後期フッサール―時間・身体・相互主観性・生世界(時間;身体;相互主観性 ほか)
結論
著者等紹介
工藤和男[クドウカズオ]
1950年生まれ。現在、同志社大学文学部教授。専攻、哲学、倫理学
中村拓也[ナカムラタクヤ]
1976年生まれ。現在、同志社大学大学院博士課程。専攻、哲学(現象学)
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感想・レビュー
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跳ぶ狐
2
これは、よく書けている入門書として紹介される本です。 私は現象学の入門書数冊を繰り返し読んでいる素人です。ところどころで原書はよく書けているのだろうと感じさせてくれます。しかし、読み返すたびにこなれていない訳文に腹が立ちます。 訳のへたくそさ!?これって、誰のせいなの?ザハヴィ?工藤さん?中村さん?脳内補正をかけながら読むといういらぬ苦労を強いられます。『まともな日本語』で読みたいだけなのですが。どっか別の出版社で版権を買い取って、別の訳者で出してくれたら、私なら間違いなくもう1回購入します。
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