内容説明
聖創学院大付属高校で一人の少女が自殺した。
その少女の名は雪村月子。
彼女は死ぬ前日、“そうじさま”と呼ばれる儀式を行っていた。
こっくりさんと同じやり方で行われるその儀式は、学校に棲んでいるという小さな男の子の霊を呼び出すもの。
それに参加していた武巳の周囲にも異変が起こり始める。
凄惨な怪奇と共に顕れた霊は神隠しにあった空目恭一の弟・想二に酷似していて――。
鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第5弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
41
何が正解かなんて一つもわからなかったけれど、怪異は一度でも身の内に入られてしまったら自分の意思に関係なく、その異常さを現象として常に関わり続けなければならない運命となってしまうのかもしれない。怪異は広がり、喪失は感染する。“そうじさま”という儀式を行った翌日、学園で一人の学生が自殺する。共に儀式に参加した武巳はそこに男の子を見る。あの子は誰?息を吞むほどの惨状、迸る悲鳴、休む間もなく次々と襲いかかる怪異。真っ赤に染まった闇の中、武巳が気付いたある事実とは。頼りない彼がいつか立ち向かえる日が来ることを祈る。2026/03/24
白火
15
Missing新装版無事に第五弾おめでとうございます。今回も読んでいると「あ、この辺一寸加筆したんだな」となんとなくわかる。書き下ろし掌編の「好きになってほしいからおまじないが必要なのだ。好きでいたいときにはおまじないなんて必要ない」という結びには言われてみれば…みたいな気分。大体その二つはセット扱いされるけど、言われてみれば別物かもね。さあ次はいよいよ合わせ鏡の物語、お待ちしております。2021/03/10
半熟タマゴ
12
「じゃあ、こんなもの要らない」のシーンは当時読んだ時から衝撃的で今読んでもゾッとする。字の文で淡々と鮮明に描写してるから余計に怖い。ここから先さらに恐怖が加速していくので心して読みたい。2021/09/05
にぃと
10
今回は武巳が儀式に巻き込まれたことからスタート。さらには神隠しにあった空目の弟も関係しており、といった感じ。 こっくりさんは実際にやったことは無いけど有名なネタだしこれまでのものより身近な気がして、より一層恐ろしい。 後味悪いのはこれまで同様なんだけど、今後に悪影響ありそうな終わり方で、次巻以降の武巳がどうなるのかすごく不安になる。2022/07/24
栗山いなり
10
今回はコックリさんの亜種から始まる怪異の物語。表紙からだと武巳メインの巻だって印象受けるんだけど意外と武巳がそれほど目立たずむしろ稜子と亜紀と空目が目立ってたと感じたな2021/03/28




