メディアワークス文庫<br> Missing 神隠しの物語

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メディアワークス文庫
Missing 神隠しの物語

  • 著者名:甲田学人【著者】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • KADOKAWA(2020/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784049130812

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内容説明

神隠し――それは突如として人を消し去る恐るべき怪異。
 学園には関わった者を消し去る少女の噂が広がっていた。
 魔王陛下と呼ばれる高校生、空目恭一は自らこの少女に関わり、姿を消してしまう。
 空目に対して恋心、憧れ、殺意――様々な思いを抱えた者達が彼を取り戻すため動き出す。
 複雑に絡み合う彼らに待ち受けるおぞましき結末とは?
 そして、自ら神隠しに巻き込まれた空目の真の目的とは?
 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作が装いを新たに登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白火

29
報せを聞いたときから楽しみにしていた新装版!中身は覚えるほど読んでいたけど今読んでも色褪せないくらいにずっと好きであることを再確認。大筋は変わらなくても確かに細かい記述が変わっているな、というのがわかる。武巳の誕生日についてもTwitterで先生が何時だか言ってた小ネタを絡めた説明が入ってておお、と思った。是非とも「呪いの物語」以降も新装版をお待ちしております。2020/05/27

雪苺

22
年末割引でお得だったので試しで購入。空目を助ける友人達のキャラ紹介と世界観を知る為の導入的な一冊。武巳が神隠しにあいそうになった所が一番怖かった。昔話が世界の他の伝承やモチーフに類似してる事があり、そういえばギリシャ神話と日本神話に共通した事柄があったなと思いだした。西洋だけじゃなく他の地域の神話とか怪異とか探せばもっと似たものが出てきそうで興味深かった。空目の実験だからと友人巻き込んで悪びれもしない所が好きになれない。基城さん気に入ってたのに行方知れずに終わったのが残念。私には合わなかった。2023/01/27

ひぬ

21
旧版未読。都市伝説を題材にした伝奇ホラー。神隠しにあった「魔王陛下」と呼ばれる高校生、空目をめぐる物語。若干のファンタジー要素はあるものの、きちんと裏付けがされていて、(ホラーの部分は怖かったですが)ミステリーとしても楽しめました。ほぼ空目以外の視点で描かれた物語だったので、彼の心情は気になるところです。実際にある民俗学などに基づいているため、怪異の原因、そしてそれを起こす人物に関しての説明が納得のいくもので、その組み合わせが面白かったです。続刊も読みます。2021/04/06

彼方

18
魔王陛下と呼ばれるカリスマを持ち、自ら神隠しに囚われ姿を消した空目恭一。空目に様々な思いを向ける者達が彼を取り戻すべく動き出す…その結末とは…。甲田先生の処女作であるMissingがブラッシュアップされ新装版として復活。絶版だったのでありがたい。シリーズの結末を知ってから読むと初めから各々複雑な感情が渦巻いていて、ある意味1巻で凄い完結してるなぁ…と、空目とあやめの関係しかり。空目は再会時の台詞など端から見ると信頼を感じさせる反面、死に惹かれるアンバランスさがこう…周りの気持ちを考えても切ないですよね…。2020/05/29

17
現実離れした話なのに、「なるほど、そんな風に異界が…」と納得してしまうほど上手く構築されたホラーです。登場人物が賢く、著者の頭の良さがよく分かりました…💦2023/02/14

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