文春文庫<br> 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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文春文庫
黄金の烏 八咫烏シリーズ3

  • 著者名:阿部智里【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 文藝春秋(2020/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167906306

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内容説明

※2020年8月8日より、カバーが変更となりました。内容については変更ございませんので、ご注意くださいませ。

八咫烏が支配する世界〈山内〉を揺るがす危険な薬と人喰い大猿。
故郷の危機に敢然と立ち向かう世継ぎの若宮と元近習・雪哉は危険を顧みず――。
人気シリーズ第3弾!

2012年『烏に単は似合わない』で、史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞した阿部智里。翌年に受賞作と対をなす『烏は主を選ばない』を上梓。人間の代わりに八咫烏の一族が支配する世界〈山内〉を舞台に、次の統治者である日嗣の御子の座をめぐり、東西南北の四家の大貴族と后候補の姫君たちを巻き込んだ権力争いを波乱万丈に描ききった。本作『黄金(きん)の烏』もやはり山内を舞台にした、壮大な和製ファンタジー。しかし宮中を飛び出し、そのスケール感は飛躍的にアップした。
物語は世継ぎの若宮と、郷長のぼんくら(とされる)次男坊が、危険な薬〈仙人蓋〉の探索にでかけるところからはじまる。不穏な気配を漂わせた旅先で、何と彼らが出会ったのは、人を喰らう大猿だった! 壊滅した村の中でたったひとり残されたのは、謎の少女・小梅。――いったい僕らの故郷で、なにが起こっているのだろう?
山内の危機に際し、若き主従は自らの危険を顧みず、事件のヒントを持つと思われる暗黒街の支配者のもとに出向く。そこで雪哉に課されたのは、未知の隧道の先にある物を持ち運ぶことだった。深い暗闇の底での冒険の末、雪哉が見たものとは?
スペクタクル満載の本作は三部作の最高傑作にして、新たな展開をも予感させる意欲的な書き下ろし大作。「世界に通じるファンタジー作家」を目指す、阿部智里の才能にますます心奪われる一冊となっている。

解説・吉田伸子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さばかん

352
ちょっとこれはもう本当に面白すぎだ。    大河ドラマとしても、ミステリーとしても。    もう素晴らしいの一言。    もう感謝。ひたすら感謝。この作品に出会えたことに感謝。    彼らの物語、まだまだ読めるみたいなのでとても楽しみです。2017/05/24

ミュポトワ@猫mode

326
シリーズ3作目。前作の2巻は序章なので、さて本番はどんなんかなって期待してたら、そう来るか!って解説と同じこと思っちゃったw物語の方向性に実は、若干不安もあったんですが、そっち方向に行くなら完全に大好きな方向なので、こちらとしては万々歳です!いやはや、面白いことこの上ない!物語の軸から吃驚させられるのは初めてかもwしっかり作りこまれたファンタジーってやっぱり好きだわ!それに各巻必ず、驚きを与えてくれるのが良い!このまま、次の巻も読んでいきますが、次はどんなひっくり返しを繰り出してくるのか、楽しみです。2019/02/18

ナイスネイチャ

197
シリーズ3作品目。今回は雪哉が主役?大猿が八咫烏を襲ったり、別の世界があったり幻想的な世界観に浸れました。これから雪哉の成長も楽しみです。2017/06/15

はにこ

195
前回でサヨナラしたかと思った雪哉が再び登場。このシリーズを読むたびに忘れているのが、立派なサスペンスであるということ。誰が手引きしたのかを推理しながら読むのが楽しかった。浜木綿、カッコいいわー。2019/08/23

Nat

173
思わず一気読み。雪哉がやっぱりいいなぁ。それから、金烏の秘密みたいのが少しわかったような気がした。すぐに4作目が読みたくなった。また、この作者は、女性の嫌なところ、ゾワッとするような気持ち悪さを描くのがうまいように思った。2017/08/31

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