文春文庫<br> 烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

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文春文庫
烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ2

  • 著者名:阿部智里【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 文藝春秋(2020/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167903831

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内容説明

※2020年8月8日より、カバーが変更となりました。内容については変更ございませんので、ご注意くださいませ。

八咫烏の世界を描くファンタジー絵巻、第2弾!

八咫烏が支配する世界山内では次の統治者金烏となる日嗣の御子の座をめぐり、東西南北の四家の大貴族と后候補の姫たちをも巻き込んだ権力争いが繰り広げられていた。賢い兄宮を差し置いて世継ぎの座に就いたうつけの若宮に、強引に朝廷に引っ張り込まれたぼんくら少年雪哉は陰謀、暗殺者のうごめく朝廷を果たして生き延びられるのか……?

解説・大矢博子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミュポトワ@猫mode

396
八咫烏シリーズの2巻目。今回は1巻目の別視点の物語です。1巻は、どんな昼ドラだよって辟易して最後で見事に好きになりましたが、今回は昼ドラ要素はなし。でも、良いわ、これ。もともと昼ドラ要素嫌いだしwそれがなくても登場人物がね、最高!思わずのめりこんで、スイスイ読んでしまいましたwそれに、最後にやっぱりひっくり返し持ってくるし、見事にしてやられましたよ、今回もねw解説にもありましたが、これでようやく序盤が終了、これから本編スタートなので、これからも楽しみです!だって、今出てる文庫本、全部買ってあるんだもんw2019/01/27

hnzwd

317
八咫烏シリーズ第二弾。一作目の裏で若宮が何をやっていたのか、、というのが語られると共に、みんな大好き政変話です。前作でも雰囲気はあった裏切りとかお家争いとか、、パワーゲームが前面に押し出されてます。どんでん返しの一発屋ではなく、シリーズとしての世界観の拡がりを感じられる一作。続編を早く文庫化して。。2016/01/31

さばかん

293
う~んこれはちょっと面白すぎる。今作は前作と時間軸を共有する、若宮サイドのお話。魑魅魍魎が蠢く宮中で、権謀術数が渦巻く朝廷の権力争い。若宮サイドの人達も魅力的で、読んでいて楽しい。若宮が桜花宮に行かない理由が説明されたり、前作の出来事の裏側が示されたりと、前作との繋がりもあってよし。その時若宮は何をしていたのか。どんな状況に身を置いていたのか。決して安穏平穏などではなく剣呑と命のやりとりをしていたわけである。ただ前作のラストシーンへと繋がる経緯も読みたかったけど無かったのはちょっと残念。次作も楽しみ。2016/08/01

yoshida

272
烏は主を選ばなかった。前作「烏に単は似合わない」と対を為す作品。后選びの背後であった若宮達の宮廷内の争いを描く。北家、垂氷郷郷長の次男である雪弥は若宮の側使えとして出仕。雪弥を軸に物語は進む。日嗣の御子の座を巡る権謀術数。帯の言葉、この「物語」は本物だ、にはまだ同意できない。人物像の掘り下げや物語の深みがもっとあっても良いと思う。淡々と物語が進み最後に種明かしがされるミステリー。これは前作と同じ型ではないか。前作の方が驚きが大きかった。阿部智里さんはお若く将来を嘱望される方なので次作を楽しみにしています。2016/07/29

Teppei Tsujiyama

261
テーマは忠誠。主人公、雪哉の望みは故郷の垂氷郷と家族を守る事。山内と言う世界は八咫烏たちが住み、東西南北の各家の大貴族と、それを統べる中央の宗家からなる。雪哉は北家の地方豪族の次男坊。ひょんな事から宗家の日継の御子、若宮に仕える事になる。権謀術数渦巻く宮廷の面白さ、若宮や敵対する人物にもそれぞれ個性的で魅力ある。忠誠というテーマで読むとキャラクターの魅力が増す。登場人物、皆が守りたいモノがあり、忠誠の誓いを捧げている。どの登場人物をどこを好きになるか、誰かと語り合いたくなる、そんな楽しみが出来る本だ。2016/08/04

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