内容説明
「いろは屋」常連の順次が妹のおけいを連れて店に現れた。「みんな……殺された」。怯え切ったおけいの口から飛び出した言葉に、店主の八雲兼四郎は耳を疑う。聞けば、夫と暮らしていた江戸郊外の長崎村をならず者の浪人集団が襲い、女子供まで容赦なく殺めて居座っているという。町方の手の届かぬ悪を討つ影役目“浪人奉行”を秘かに務める兼四郎は、長崎村の鬼を成敗すべく乗り込むが、空前絶後の凶悪な敵を前に窮地に陥る。人気シリーズ、圧巻の第八弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
73
浪人奉行 八ノ巻 。兼四郎も手こずる情け容赦のない浪人集団と対決圧巻でしたね。2020/02/03
やま
53
浪人奉行である八雲兼四郎の活躍の物語です。麹町五丁目の呉服屋「岩城枡屋」の主人である久右衛門と、麹町八丁目の栖岸(せいがん)院の住職である隆観(りゅうかん)は、乱れた世をなおすために、江戸で有数の剣客であったが、事情があって今では居酒屋「いろは屋」の主人になっている八雲兼四郎と、橘官兵衛、そして枡屋の使用人である定次の三人を使って悪を退治する物語です。隆観は、この者たちに浪人奉行と名前を付ける。2024/07/23
ひさか
2
2020年1月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ8作目。いつもと同じ、兼四郎が悪を成敗する展開で、マンネリな展開。安定路線ともいう。2020/08/09
犀門
1
No.149★★★☆☆さぁ、ここから4冊は読み流していた『浪人奉行シリーズ』をどーんと4冊!。2021/12/07
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