内容説明
飢饉の影響もようやく薄れはじめ、徐々に世は平穏を取り戻しつつあった。これから訪れるであろう安寧の世に、浪人奉行の役目は必要なのか。八雲兼四郎とその雇い主である升屋九右衛門、それぞれが浪人奉行の向後について思いをめぐらすなか、兼四郎は、小岩市川の関所で民が惨殺されたという事件の調べに向かう。果たして兼四郎の出した答えと、進む先にあるものとは――? 大人気時代小説シリーズ、感動の最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
23
2023年11月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ15作目にして最終巻。関所、道草、雷鳴、人相書、三本杉、旅立ち、の6つの章で構成。これで最後という思いをそれぞれが持って悪の成敗を行ういつもの面々が興味深い。兼四郎はこの先も理不尽な思いをするときっと悪を許さないと思うし、仲間たちもきっかけがあれば集うことになると思うな〜。2023/12/31
犀門
2
No.025 ★★★☆☆遂に最終巻を迎えてしまったか…。とてもお気に入りだったので残念。また新たな作品に期待してます!。2024/06/11