内容説明
商会を立ち上げてからも、大好きな魔導具づくりに邁進する女性魔導具師のダリヤ。
ダリヤのロセッティ商会は、魔物討伐部隊との取引により思いがけぬスピードで王城へ出入りするまでに。軽量小型化した『遠征用コンロ』も新たに魔物討伐部隊への導入が検討され、これで遠征時の騎士達の食事環境が良くなれば、とダリヤはさらに奮起する。
しかし急発展する若手商会、しかも商会長は爵位を持たない庶民となれば、貴族から向けられる視線は好意的なものばかりでなく――。
「『飼い猫』がどこまでやれるかね?」「お言葉を撤回いただきたく思います」
商会長として、魔導具師として、貴族相手にダリヤ・ロセッティはその名を示す!
新たな商材、そして広がる新たな販路……『人工魔剣』の制作にもついに進展が!?
魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、波乱の第四弾、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
66
魔獣を討伐する部隊が野営する時に暖かい物を食べて欲しい。そのための魔道コンロだったが、それに横槍を入れる者が現れた。財務を取り仕切る上位貴族者が個人的な恨みがあるらしい。そんな貴族はヒロインにも侮辱的な言葉を投げかけた。それに奮起するヒロインとそれをバックアップする討伐隊と商会の仲間達。そして、上位貴族達財務系の貴族達のプレゼンをする事になったが、、それが上手く行き過ぎたw財務系の貴族の心も救う素晴らしい結果に、、魔道コンロの価格を抑えてコンロの裏には商会の名前を入れる。この効果が凄過ぎた、、2021/08/24
すがはら
58
ダリヤの爆走が止まらない。もう男爵叙爵が見えてしまうところまで来たなんて。ダリヤを隠そうとしたカルロ父さんの気遣いが強調されてたから、ダリヤがこんなに目立って大丈夫かなと心配になります。今後は王城か諜報部からの干渉とか貴族の怖さがいっぱい出てくるようになるのでしょうか。ダリヤが結構モテてしまうことも確認されましたし、ヴォルフはますますダリヤのそばを離れたくなくなるのではないでしょうか。周りからもヴォルフが犬に見えてるんですね。ヴォルフ頑張れ。2020/05/05
はつばあば
49
昨夜読み上げたのですが一回こっきりでは勿体ないと朝からボチボチと。人に恵まれるってほんとに幸せなことです。早世されましたがお父さんも友人に恵まれ幸せな人生を送ってこられたのでしょう。まぁ奥さんには去られ、怪しい男の誘惑もありましたが。父親と同じく自分らしく生きていくダリア。3巻は今回あえて飛ばしましたが・・ゆとりができたら読みたいものです。さて5巻目にいきます。相撲もごはんの用意もほったらかしの悪妻・・。2024/03/18
サンゴ
42
色々布石が打たれていたのね2023/08/29
よっち
42
遠征時の騎士達の食事環境が良くなればとさらに奮起するダリヤ。急発展する若手商会長として魔導具師として、彼女に思わぬ試練が訪れる第四弾。魔物討伐部隊との取引により、思いがけぬスピードで王城へ出入りするダリヤのロセッティ商会。新たな商材、軽量小型化した『遠征用コンロ』も新たに魔物討伐部隊への導入が検討される中、待ったを掛けてきた往生の財務部長ジッド。ここで周囲の力を借りるのではなく真っ向勝負を挑むダリヤには危なっかしさと同時に成長も感じましたけど、周囲もフォローを入れたくなる彼女らしさがとても良かったですね。2023/08/15