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内容説明
ブラック・ジャックのもとに顔を隠して訪れた女性の腹には、人体のかけらが腫瘍となって詰まった「畸形嚢腫」が出来ていた。切除しようとすると嚢腫はテレパシーで抵抗し…(「畸形嚢腫」)、ある雪の夜にやってきた姉妹が運び込んだ母親は影も形もなく…(「雪の夜ばなし」)他、9編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
28
ブラック・ジャックは長い髪を整えることなく、顏の半分を隠したままにしています。自らの心を隠すためにそうしているのでしょう。不安、恐怖、怒りなどを飲みこむために、自らでのみ解決するために表情をさらけだすことを厭うのです。ブラック・ジャックは医師であり、死ぬよりも苦しいリハビリや、身を引きちぎるような母親との別離を乗り越えて生きる意味をそこに見だしたのです。命をあずける患者に感情を伝えたくないのでしょう。心優しい彼の苦悩と覚悟が黒い髪と白い髪の間からのぞくとき、命の重さを思わずにはいられません。2016/07/23
ぐっち
14
蔵書再読。ピノコ登場!やっぱりピノコがいてのブラック・ジャックですね。鹿のナダレ、心霊手術のハリ・アドレ、幽霊の手術、幼稚園の先生、印象的なキャラが多い巻ですね。2013/12/29
グリーンクローバー☘
13
ピノコ出てきた!ピノコ可愛いなぁ。 2020/05/01
雨巫女。@新潮部
12
《妹-蔵書》【再読】ビノコちゃんの、初登場の巻。ブラック・ジャックにとって、ピノコは重要なんだよね。2014/08/11
ホームズ
12
ピノコの姉がどうしても好きにはなれませんね。誰かを生かすために誰かを殺すというテーマが重いですね。2012/03/13