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内容説明
各地から凶悪殺人犯を集めた島・ジャナンダで、フシはピオランと離れ離れになってしまう。ピオランを救い出す唯一の方法は、闘技場のトーナメントで優勝し島長となること。殺伐とした島に強い不快感を覚えながらもフシは闘技場での戦いを続ける。抑圧がフシを人としての成熟へ導く。ここはまさに新しい学び舎であった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
123
監獄島ジャナンダ編。表紙の女性が誰か分からず、読了してから思い出す。帯をとると赤子の絵が現れるが、これは何を示すのか。正直、ジャナンダ編の登場人物に魅力が乏しく感じ中弛み感がある。1~2巻で登場したハヤセやパロナは忘れてしまっていた。期せずして1巻から読み直すが、生き続けるピオランと、フシの社会性の獲得に驚く。フシを追いかけるハヤセの狂気。6巻でジャナンダ編は終了のようだが、果たしてどのような意味を持たせるのか。再読しないと読み解けないと思うが、中弛み感が強くしばらくは読まない。6巻に大きな期待を持つ。2017/11/19
眠る山猫屋
67
まさかの追っ手の登場に驚愕。しかもパロナまで殺していたなんて・・・。狂信者(というより煽動者か)的な行動も、やっぱり好きになれない。曲者トナリの壊れっぷりが可愛らしく見えてきたよ。まぁマーチや熊、グーグーの記憶も取り戻せて、ピオランやトナリたちと無事ジャナンダ島を脱出して欲しいな。もう死亡フラグはいらないから。2017/11/21
まろんぱぱ♪
40
フシが、感情が生まれるが、合わせて、殺すことへの疑問、死への恐怖、自分に大事な人の関わりが刻まれる。策謀か罠か、巻き込まれるトナリ、続きが見たくなる2018/03/21
いっちゃんず
31
球体が様々な姿になりながら成長し続ける本格ファンタジー漫画5巻。これまででおそらく一番死者が少なかった巻。なのに、自分の姿でパロナの死を知り、その姿で闘いそして敗れ、再び現れた敵・ハヤセに強い殺意を抱くフシ。取り戻した、マーチ、オニグマ、グーグーの姿、そして、闘いの場で得た仲間たち。ページをめくるのももどかしく読了。この先どう展開しても名作になるだろうから、とにかく先が読みたい!2017/11/23
トラシショウ。
30
何者かの陰謀により監獄島へと閉じ込められたフシ。不死身故に、島でのし上がる唯一の娯楽のコロシアムで頭角を現していく彼につきまとう少女トナリと仲間達との交流を重ねながら、パロナへの変身を果たせた事で彼女の死を知ったフシ。再度訪れたノッカーの襲撃を辛くも切り抜けた彼の前に現れたのは・・・。監獄島ジャナンダ編の序盤から中盤まで。不死身であっても、無敵でもなければ万能でも無いことはフシにとって幸か不幸か。生きる目的なき生に意味はあるのか。ならば人ならざる、命を持たぬ自分の生まれた意味とは何だ(以下コメ欄に余談)。2017/11/25