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内容説明
ウラリス王子ボンは見えないはずのものが見える男。その能力がゆえに、自分にはすべてが見えると思い込んだ彼はベネット教によって捕らえられてしまった。フシにはまだ自分も知らない能力がある。しかしそれは彼にとって本当に必要な能力なのか。そして、見えないものの存在に気づいたボンは仲間や民衆の未来のためにある選択をする──。これは繋がりゆく物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
85
ウラリス編に幕。ノッカーの目的が明らかになる。対決を逃れる訳にはいかないフシ達。ボン王子の覚醒。そしてフシの仲間になるボン。まさに生まれ変わったような活躍をみせる。正直、読了してから感想を書くのに時間を要した。私の読解力が不足しており、内容がいまひとつ理解できていないからだ。この作品はこれから、どのような結末を見せてくれるのだろう。次巻に大いに期待したい。2018/12/24
眠る山猫屋
40
表紙の女の子が誰だか判らない、誰か教えて(>_<)物語はボン王子の結末から。成長したなぁボンシェン、カッコ良く己を捨てられる程に。彼は自分自身をよく見詰めていて、それはまた彼が死者と会話出来る能力を持っているからなのだが、自分の間違いや弱さにも気づいている。だからこそ他者の気持ちに気づけていたし、反省も(そして成長も)出来る人物。彼に出逢えたフシやカハクもまた成長していく。ノッカーの意図も解った事だし、真っ向から立ち向かえる力がフシたちに付いてきた。次も楽しみ!2018/12/18
トラシショウ。
35
「おれはいつだって生きる方に賛成だ」。ベネット教に悪魔と認定されたフシを庇った事で投獄されてしまったボン。自身も鉄の檻に囚われるも、新たな力を獲得し脱出に成功するフシはボンの救助に向かうが・・・。ウラリス編の終幕から、先に迫るノッカーの襲撃に向けて「黒い男」の語る「世界を保存する事」を体得しようとする修行の中盤まで。アイリスちゃんカワ(*´ω`*)イイ(笑)。定型のドラマのカタルシスガン無視、尚且つ観念的な描写の難解な展開が続く。俺は面白いと思うけど、振り落とされる人多そうだなぁ(以下コメ欄に余談)。2019/01/08
S 2
23
なんかボン王子が急にさわやか頭脳派のように!2018/12/20
源
22
ノッカーが人間をゾンビにして犠牲者を増やす。事前に出現する場所と数の情報をカハクの右腕から得ることが重要だ。味方につけたほうが得策だ。ボンの男らしい決断がフシを敵視する者の意識をそらした。馬の器を借りたピオランの意思がフシに気づきをもたらした。エコとの出会いは、土器などの手作りの〝モノ〟が発するエネルギーを読み取る感覚の大切さを教えてくれる。10巻ではノッカーとの全面対決だろうか。2018/12/31