光文社文庫<br> 死の谷の狙撃手

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光文社文庫
死の谷の狙撃手

  • 著者名:鳴海章
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 光文社(2017/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334742683

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内容説明

北海道東方でジャンボ機がハイジャックされた。針路は米軍三沢基地か? 緊急発進する自衛隊のF-15。同じ夜、福島の原子力発電所が襲撃される。阻止のため潜入した〈毒〉と呼ばれる死を恐れない究極の狙撃手、暗号名はダンテ。事件は大規模な謀略戦の序奏に過ぎなかった。ダンテは標的を撃ち抜けるのか!? 風を読み、息を潜めるスナイパーの鼓動を感じる傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

120
「ハイジャックされ、日本上空に侵入してきた旅客機を撃墜せよ」無慈悲な命令がF15のパイロットに下される。同じ頃、福島の原発が何者かに占拠され・・。『毒』と呼ばれる殺人集団が暗躍する中、究極のスナイパー『ダンテ』が動き出す。敵味方入り乱れてのスパイアクションのほか、読みどころはテンコ盛りだ。とくに狙撃手VS狙撃手のせめぎ合いは、思わず息を止めてしまうほどの緊迫感に満ちている。メカに関する半端ないこだわりも、この手のハードボイルド好きにはたまらないだろう。ストーリーはやや大味ながら、読み応え十分な娯楽作。2022/04/03

Dai(ダイ)

19
物語に関係ない人物等について詳しく書きすぎ。例えばハイジャックされた飛行機の乗客でただ死ぬだけの人物の背景など誰も知りたくないと思うのだが?全体的に作者の独りよがりのように感じる。ゼロシリーズの頃はスゴい作家が現れたと思ったが、あれがピークであったか。2015/03/24

sosking

12
初読みの作家さん。ん~~、結構な数の人物が登場しましたが、次から次へと亡くなっていき、誰が主人公なのか途中で分からなくなってしまった。個人的には、あれだけ有能なスナイパーが何故最初の軍師の狙撃にミスをしたのかずっと不可思議で、何らかの意図があるかと思っておりました。また、フランスの諜報部も後半の展開をみると何故あそこまで、ダンテを拷問するのかも正直理解出来なかった。2023/12/31

Richard Thornburg

6
感想:★★★  以前に『第四の射手』を読んでまずまずおもしろかったので手を出してみました。  今回はいろんな話が多くて、スナイパーの話は遠慮気味に少しだけでした(笑)  出てくるライフルがM700とかL96じゃなくて、TRG-42とかSVDなんてところは好きなんだけどね~ もっとスナイパー対決とかのほうが好きかも。  著者は違いますが、ソララトフ vs スワガーみたいなのが好きです(笑)2012/09/20

マイ

4
面白かった。今まで読んだ鳴海さんの小説の中では一番面白かった。でも少しグロかったけど。まあそこを気にしなければ、長さが気にならないくらいは面白かった。スナイパーシリーズって思っていたので、冬の狙撃手とかの続きかなと思っていたんだけど、違った。続きってあるのかな。ダンテってどうなるんだろう。2016/09/16

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