内容説明
「SD」特殊部門として組織された即応班は、公安部局の中では「体制の犬たち」と揶揄されていた――。捜査一課特殊部隊を辞職し、SDに加わった木谷赫音は、名うての狙撃手の娘だった。フィリピンの天然ガスの洋上プラントがテロリストに襲撃され、日本の経産大臣が人質として囚われた。赫音は仲間とともに決死の戦いに挑む。著者渾身の「狙撃手シリーズ」新展開!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koba
34
★★☆☆☆2019/05/09
ブルーノ
7
著者の『浅草機動捜査隊シリーズ』は読んでいたけど、『狙撃手シリーズ』は初めて読んだ。前半の政治絡みの話は、なかなか頭に入ってこなくて読むのに時間がかかってしまった。でも、赫音の訓練の様子やパラダイスアイでの突入作戦は、緊迫した空気が伝わってくるようで、とても面白かった。この作品だけでは、まだキャラクターたちの人物像がよくわからないので続編を期待したい。赫音の父親が主人公のシリーズ前作も読んでみたくなった。2015/07/19
のりあき
2
フィリピン海上に浮かぶ天然ガスプラントを舞台にした銃撃バトル。公安即応班SD所属の主人公はチームの紅一点。結成直後の訓練中に、テロ集団による占拠事件発生により招集。人質の中には現役大臣。作者によるリアルなストーリー展開は相変わらず。ただ、結成直後の部隊を即投入した理由付けが少々希薄に感じた。それと女性主人公とテロ集団の女首領とくれば期待される展開もあろうかと思うが、そこは見事に肩透かし。これも作者による意図的なお約束回避か。2017/08/05
Hideo
2
夏の狙撃手の次に読む。内容的にはちょっと強引な感じがするも、プロローグ的に楽しめた。次作に期待!その前に狙撃手シリーズ他のも読んでおこう2016/02/25
tai65
2
星4つ2015/04/18