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内容説明
お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“お母さん…。一緒に死のうか…”終わりの見えない現実に、寄り添うことが出来ますか? 魂抉る死者との対話、献身の第9巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
134
介護は本当に自分だけでやっていたらしんどいだろうなと思う。引きこもり、自殺など社会問題にもなる話も多くてシ村さんの真相も少しずつ分かるような気がしてきた。隠し子は夫が責任持って育てる事になって良かったけど、一緒に育てる道もとは思う。2020/02/10
はつばあば
46
毎回現実的で心がウロウロしてしまう。介護の問題、ひきこもり、誰からも必要とされてないと思う自殺者。父への介護はまだ母も若かったので介護らしい介護をせずに済んだ。母の時は・・この介護者のように頑張ったつもり。後は私達夫婦が娘達に迷惑をかけずに終われるか・・が一番の問題。ひきこもりは・・やっぱり親をあてにしてるのじゃないかしら。せめて老親に迷惑をかけないように心掛けねば。我が家も娘の転勤で娘と猫に振り回された。我が子とはいえ、大学入学と同時に家を出た者が居ると正直しんどい。なにもかも「おかん・・」で済ませるな2019/04/03
フキノトウ
16
言語障害があり、認知症になった母を自宅で介護する娘。孤立していく姿に悲しくなった。他人事じゃないお話。2020/07/04
SIN EIM
14
【介護疲れの話】重いテーマが続く、というか軽いテーマが扱える物語ではない。題名が死役所だし。今回は社会問題でもある介護である。介護士もしんどい仕事だが、職場と生活の切り替えができる。夜勤はつらい。眠りが浅いから、金縛りにあう回数が増えた、とかも聞く。でも、前後不覚で眠れる時間と空間を確保できる。1対1介護ではできない。だから、擦り切れるように弱っていく。生活の中に不均衡な義務が発生するのは崩壊の序章であり、介護の場合は明らかに片側の絶大な負担がある。3人程度をローテーションで見るなら楽なのだが2025/06/18
しろくま
14
介護の話は、実際にありそうで心が痛かったです。介護士だからと言って一人で自宅介護は辛いのだろうなと。様々な人生があります。2020/01/05