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内容説明
お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“あんたあたしの弟なんだよ? 誰の子供とか関係なく、無条件で”。無条件で受け入れてくれる、心の居場所はありますか? 魂抉る死者との対話、骨肉の第5巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
133
林はちょっと事情を知ると可哀想。ヒーローの子は勇敢だったなぁと感動した。毎巻毎巻泣きそうになる。裁判で死刑は3人以上が相当だから永山基準プラス今は実際にはないけど実の娘だからって事で尊属殺人とされたのなら余りに残酷。まりあがちょっとおかしい。2020/02/09
はつばあば
43
この巻、こたえますねぇ。死役所の職員ハヤシさんの生い立ちから殺人に至るまでの経過・・いけない事だとはわかっているが・・裁判員制度がこの時あったらどんな判決が出たろう。それでも最高裁まで行ったのだからそれなりの弁護がついたのだろう。3人じゃやっぱり仕方ないでしょうね。2019/04/01
フキノトウ
19
死役所で働くハヤシさんの過去が重い。罪を犯したハヤシさんはもちろんだけど、まりあ(妻)よりにもよってその裏切りはないよ。2020/06/30
SIN EIM
18
【法の侵犯、道徳の欠如ではなく死刑かどうか?】不幸な行き違いから起きた情状酌量の余地のありそうな事件。そんな事件も事務的に処理するのが死役所。地獄と成仏があるけど、仏陀は死後について多くを語っていない(弟子は語っている)。地獄との関連が強いことから、日本式仏教の特色が濃い。浮気などに対する家長の制裁が罪となるような法ができたのはいつだったか?死刑が法として確立したのは?死役所は意外と歴史が浅いのか?どんな原理にそって作られ運営されているのだろう?ファンタジーの世界観みたいにいずれ公開されるとうれしい。2025/05/24
Riopapa
16
林君は気の毒。最後のヒーローの話は泣けた。2020/02/02