内容説明
朝廷の弱みを探れ。老中松平定信の密命を帯び、京に赴任した東城鷹矢。禁裏付として公家を監察し隙を窺うが、政争を生業にする彼らは一筋縄ではいかず、任務は困難を極めた。一方、幕府の不穏な動きを察知した大納言二条治孝は、下級公家の娘・温子(あつこ)を鷹矢のもとに送り込み籠絡しようと目論む。主導権を握るのは幕府か朝廷か。両者の暗闘が激化する中、鷹矢に新たな刺客が迫っていた──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mam’selle
9
京都御所と二条城周辺ばかりが舞台で少し地味。 どうしても御所の低い壁と砂利の単調で広大な場所のイメージで読んじゃいます。 もっと祇園、木屋町、産寧坂辺りの艶のある街で襲われれば良いのに。2017/11/16
うさこ@タッタカタ
8
またまた襲われる鷹矢、この主人公は剣の腕はソコソコという設定、どう切り抜ける! できればもっと京の都をお出かけしてくれないかなあー2017/08/12
わたしは元気
5
面白い。 次、読みます。2020/03/30
黒豆
5
話を面白く緊迫感ある展開にするネタ(幕府内 世話女性間 公家内など)満載。続巻が楽しみ。2017/12/22
蕭白
4
主人公は剣が遣える方がいいなぁ。2017/03/10