内容説明
近江坂本へ物見遊山に出かけてはどうか。武家伝奏の提案に、禁裏付の東城鷹矢は困惑した。公家衆を相手にするには名所旧跡の知識が不可欠、この機会に見聞を広めよという。鷹矢が老中松平定信の密命を帯びた幕府の草であることはすでに露見している。間違いなく罠だ。しかし、敵の出方を知るにはまたとない機会──。心は決まった。刺客と一戦交える覚悟で坂本に向かった鷹矢の運命は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
88
禁裏付雅帳「相嵌」6巻。鷹矢さん周りに助けられ日々成長していきますね、弓江と温子さんさてさてどうなるのか楽しみですね。2018/08/04
mam’selle
16
二条家、所司代、東町奉行所などややこしい権力闘争に翻弄される東城鷹矢。 近江坂本への小旅行の罠も無難にクリアして、いよいよ次号は光格天皇とのご対面へ。2018/05/26
蕭白
7
次の巻で新しい展開が見られるかもって思わせられるお話でした。2018/09/16
わたしは元気
4
わぁ、厚子さんと弓江さんが、宣戦布告。 どうなるのかしら。2020/04/10
kazukitti
4
んーまぁもう上田さんの悪い所は仕方がないのでアレとして、主人公がちょっとは肝のある交渉が出来るようになったのかどうかなという成長は伺えた。相変わらずバカだけどw 公家の陰湿で滑稽な遣り取りも基本上田節の範疇を出ず、小悪人度が上がってる感じ。ダブルヒロインの復活と主上との対話で次巻以降でどうなるか。奥祐筆シリーズが如何に絶妙なバランスで成功していたかに思いを馳せてみたりw2018/08/16