内容説明
公家を監察する禁裏付として急遽、京に赴任した東城鷹矢。将軍家斉の父治済(はるさだ)の大御所号勅許を得るため朝廷の弱みを探れ──。それが老中松平定信から課せられた密命だった。一方で今上帝は父典仁(すけひと)親王の太上天皇号を求める内意を幕府に示していた。定信の狙いを見破った二条治孝(はるたか)は鷹矢を取り込み、今上帝の意のままに幕府を操ろうと企む。朝幕の狭間で立ちすくむ鷹矢。巧妙な罠が忍び寄る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
102
禁裏付雅帳「戸惑」2巻。お公家さん相手なので仕方がないのか、なかなか展開していかないので、う~となるのですがすぐに読み終わりますね~不思議。2016/12/18
シン
37
純粋歴史ものと違って、こういう創作的なシリーズものはあまり読んだことがありません。主人公が禁裏付になって公家が接近し、同じ幕府の異なる派閥の者たちが接近し、さらに公家の娘、武家の娘が主人公を篭絡するためにそれぞれの派から送られ、陰謀ものがなんだかコメディタッチの様相を帯びてきた感じがします。こんな感じのでしょうか?とりあえず続きを読みたいと思います。2016/09/07
うさこ@タッタカタ
9
京美人の温子登場、面白くなってきたぞ。 2017/08/12
mam’selle
8
周りから様々な女性を送り込まれて、既に女難の相が見え始める主人公。 地味に真面目に仕事しているのに、上下左右から妬まれ、疎まれ、生命まで狙われて。 少々強引なストーリーが若干、腑に落ちませんが、京都御所周辺が舞台なのが、この作家には新鮮に感じました。2017/11/09
蕭白
6
相変わらず展開はのんびりしているように思いますが、登場人物をしっかり把握することができて、個人的には好きです。この巻で主要な登場人物が出そろった感があるので、次巻以降の展開を楽しみにしたいです。2016/11/18
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