内容説明
許嫁の弓江が攫(さら)われた。目撃者の話によると、敵は南禅寺の近くを根城にしているらしい。弓江はそこに拉致されている可能性が高い。目星をつけた禁裏付の東城鷹は、剣の遣い手、檜川とともに現場へ急行する。待ち受けていたのは、京の闇を牛耳る恐るべき戦闘集団「四神」だった──。女を拐す卑怯千万な外道は許さぬ。鬼と化した鷹矢が太刀を抜いた。血がしぶき肉が舞う死闘の行方は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
80
禁裏付雅帳「混沌」8巻。許嫁の弓江奪還、檜川さん大活躍、鷹矢さん、剣もさることながら、駆け引きなかなか強かになってきました、公家、徳川、商人も絡んでますます混沌と、弓江、温子の静かな女の戦いも、次巻が待たれます。2019/07/22
mam’selle
9
公家、大坂商人に幕府の出先機関の間の思惑が交錯する正に混乱の巻でした。2019/04/22
jinya tate
7
図書館本。上田作品の中では、主人公がわけも分からず問題の渦中に放り込まれ、刺客や忍に襲われながらも成長していく作品が好きです。 京都、御所の禁裏付として赴任。今巻は京の闇の勢力を退けながらも同僚の裏切りに合うところまで。2023/01/03
蕭白
6
敵があんまり強くなさそうで拍子抜けしました。一応、最後まで付き合いたいです。2019/12/05
だいゆー
3
(^^2019/04/12