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内容説明
飯嶋律とさまざまな妖魔との出会いから生まれる、恐怖とユーモアを絶妙にブレンドした不思議絵巻。「我が家の神様」「アルマイトの箱」「鬼の相続人」「最後の一人」「満願成就の月」の5編を収録した、人気シリーズの最新刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイシャ
56
27巻からの戻り読み中。やっと以前から知っている「百鬼夜行抄」に戻った気分。晶ちゃんが出てくるとなんだかほっとする。飯嶋家は女性の方が安定している気がする。特におばあちゃんとお母さん。男性は色々見えて危険なんだな。このシリーズの面白いところは二つ以上のストーリーが同時進行していること。この世と異界だったり、その都度異なるけれど。そして最後になるほど~と思ったり、良く分かんないな~と思ったり。律に開さんのようにやるべきことがやがて見つかりますように。でも当分大学生なんですよね。2019/04/06
ふかborn
44
夏恒例の新刊。それぞれの小編の出来が非常に良い。サブキャストも晶ちゃんと潮くんの姉弟、叔父さんの開さんと叔母さんの環さん、と飯島家の親族が満遍なく登場していて(司ちゃんはお休みのようだ…)見飽きない。少々分かりにくい所を私個人の見解で。「我が家」は、この世の者でないものは人の姿形がはっきり見えないので「名前」を確認するしかないのです。神様とは別に、夫婦茶碗にも魂が生まれていたという事。「アルマイト」は、ぼたもちはハレの象徴なので、それを持つ少年を見殺しにした事でケガレと成ってしまったのです。逆も然り。続く2016/07/30
gelatin
38
★★★★ 今市子の漫画はひんやりした湿度があって、ほんと良いなぁ。土蔵の中の湿度ね。因果律のようでそうでない妖怪たちの理屈。「鬼の相続人」が良かった。おさきさんが好きだからかも。2016/07/07
九月の白い雲
28
も~ほんと大好きな漫画。そっか、律はもう15年も年をとってないんだ。高校生から大学生はなったのにね(笑)今回は蝸牛の若い頃の話があって嬉しい♪おさきさんとの出会いのエピソードも面白かった。開さんが戻ってきてからは開さんが出てくるのが楽しみー。青嵐が何だか不調で少し心配なんだけと、今後何か展開があるのかなぁ。2016/08/02
はる
25
買い本。文庫版は目に辛くていっそこの版で揃えなおそうか。和服や布の柔らかそうな線が好きだ。ふと聞こえる声に返事をしたなら、いつもの帰り道が見知らぬ路地に続いていたら、親しげに手を振ってくれる小学生が全く知らない顔をしていたら…もののけ道に迷い込んでいるかもしれない。一生のお願いにはやはり覚悟が要るのだな。2016/07/11