眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 百鬼夜行抄 1巻

著者名：今市子【著】

朝日新聞出版（2015/12発売）

• ISBN：9784022130358

内容説明

普通の人には見えない不可思議なものが見えてしまう飯嶋律。彼がさまざまな妖魔と出会うことで展開していく、恐怖とユ－モアを絶妙にブレンドした物語！！第１巻には、「闇からの呼び声」「あめふらし」「桜雀」の３編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ガーガー]

妖怪関係に詳しい祖父を持つ主人公・律。祖父絡みの事件に巻き囲まれていくのであった。背中の痣、木の事で争った家に続く葬式。『夏目友人帳』の様に相棒の妖怪と言い合いながら事件を解決してるのが面白い♪

2016/07/23

[ミエル]

作者初読み。面白い。そして絵が良いんだけど、佐々木倫子に似てない？夏目友人帳について質問していたら、何故かこのシリーズを薦められて読み始める。

2019/06/08

[ブックマスター]

図書館。人気作だからか、かなり読まれた跡がありました。でも人気なのも分かります…！だって面白いもの！ずっと図書館にあったのに、なんで今まで手を付けなかったんだってくらい。精進おとしと百鬼夜行は別物かな、と思ってたらちゃんとつながってるんですね。その経緯も描きおろしで明らかになっていて、面白かったです。絵も、登場人物も物語も自分好み。続きも借りてきて読みます。

2014/07/30

[詩歌]

霊感体質の物書き蝸牛が、共食いの妖、青嵐を孫の守護に残した。子供の頃の律が青嵐と交渉しようと立ち回る姿凛々しく、｢あっｳﾛｺが｣と涙ぐむ青嵐の姿が可愛い。この頃はまだ"父"の姿がｷﾚｲ。樹木に囲まれた日本家屋、湿った土の匂いと蝸牛の影。仲のよい女性親族の、朗らかな笑い声。どこからともなく現れ、不気味なのに可愛い小物妖達。残酷と情愛が混じり合い、陰陽のごちゃ混ぜ感がたまらなくて止められない。

2014/12/17

[ほーすけ]

久しぶりに再読。やっぱり好きだなあ～この世界♪もう20年も前なのに、妖しい魅力がちっとも色褪せてなく愉しかった。メインキャラ紹介もテンポがいい。異形世界とコミカルな場面のミックス加減にほっとする("⌒∇⌒")

2014/08/26