内容説明
新しい日記文学『日々ごはん』、はじまりの第1巻です。(1)~(12)の続きは、『帰ってきた日々ごはん』として2015年発売。
<ある日の日記より>
夕方、昨日の残りのカレーが鍋に半端に残っていたので、そのまま水を入れてのばし、だしの素とみりんと酒と醤油を加えて、カレーうどんを作っておいた。
私がお椀一杯食べて残しておいたら、次に見た時にはうどんがなくなってお汁だけになっていた。そしてまた次に見たら、りうが残りのお汁を温めてよそっているところだった。家族三人で一食分のカレーうどんを食べたことになる。
それからも『黒い雨』を読み続けた。
夜ごはんは、南瓜の天ぷらと焼き茄子(六本も焼いた)と、鶏のソテー、バルサミコ酢ナンプラー味。椎茸と三ッ葉の味噌汁、玄米。南瓜の天ぷらは卵を入れない白い衣の。酢醤油で食べるのが人気だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
37
実に飾り気の無い正直な高山さんです。 スイセイさんの事も、アララ、こんな事まで書いちゃってと、爆笑ものでした。 家族3人が、それぞれのペースで自由に共同生活している感じで、大らかさが漂っていて、とっても良いな〜。 今回図書館から後4冊借りてます。 寝るまでに一気読みしそうです。 面白いです。2014/06/24
ホークス
28
己が身一つで世界と対峙しようとする人は、日常にも緊張感があり日記も面白い。武田百合子氏の富士日記には繊細な揺らぎと力強い生命力が有った。著者は料理研究家なので、献立にその日の気分が反映される。本書の途中、お店に出る日を減らした事で、色々な気付きや心境の変化に見舞われる。生活リズムに応じて体調も感じ方も変わるのだ。他の大小の変化も含め、その過程が食べる事を通じて自然と表現されている。夫のスイセイ氏は繊細で朴訥で、工夫しすぎないふつうの料理が実は好きなのだが、著者はそこも嫌いではないと言う。暖かに感じた。2017/06/25
*asami*
24
装丁のかわいさに惹かれ手に取った本著。高山さんについては名前は聞いた事あるんだけど…といった具合で「あの人かな?」と頭に思い浮かべていた人はネットで調べたら枝元なほみさんだった…笑。まぁこんな無知でも楽しく読めた高山さんの料理、お店、お家の事や夢(眠って見る方)などの話。とても本読みで呑んべえでちょっと不良主婦な雰囲気に親近感わいた♪2015/10/29
Sakie
16
高山さんのブログ日記を寝転がってだらだら読む。「富士日記」もこんなふうに読むのがいいのだろう。高山さんは、けっこうちゃんとしてない。寝る、起きるの時間がずるずるで、嫌なら家族のご飯は手抜きして、朝まで飲んだくれる。それでも、スイセイさんもりうちゃんも家族でいてくれる。ああ、普通の人だって、こんなんでええんやんなあ。と思えることが今の私には大きな収穫。セールしていたのでシリーズまとめ買いしたくなったが、高山さんのなんでもない日々のことごとに、それほど親近感があるわけでもないので、やめておくことにする。2020/11/28
えいなえいな
12
以前読んだ高山さんの著書が面白くて他のも読みたくなったのですが、近所の図書館には蔵書がなく、隣町まで行ったら日々ごはんが全巻あったので、やった!と思い借りてきました。料理家さんのエッセイってなんだか特殊なエネルギーをもらえます。食というものがエネルギーにつながっているからだと思います。僕も一応料理関係の仕事なので、厨房に感情はいらないという考え方、よくわかります。これから全巻読破を目指します。2026/04/12




