賢帝の世紀──ローマ人の物語[電子版]IX

個数:1
紙書籍版価格
¥3,300
  • 電子書籍
  • Reader

賢帝の世紀──ローマ人の物語[電子版]IX

  • 著者名:塩野七生【著】
  • 価格 ¥1,716(本体¥1,560)
  • 新潮社(2015/05発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103096184

ファイル: /

内容説明

紀元2世紀初頭、ダキアとメソポタミアを併合して帝国の版図を最大にした初の属州出身皇帝トライアヌス。帝国各地をくまなく視察巡行し、統治システムの再構築に励んだハドリアヌス。穏やかな人柄ながら見事に帝国を治めたアントニヌス・ピウス。世にいう五賢帝の中でも、傑出した3人の業績を浮彫りにし、なぜ彼らの時代が「まれなる幸福な時代」たりえたのか検証する。 ※当電子版は単行本第IX巻(新潮文庫第24、25、26巻)と同じ内容です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

78
五賢帝の最初と最後の二人を除いた三人の皇帝の治世が描かれている。初めての属州出身皇帝で、ダキア戦役に勝利しただけでなく、多くの公共事業を行い、謙虚で、皇帝とは関係が悪化しがちな元老院からもうけがよく、元老院からそれまでの皇帝の誰一人として受けることがなかった「最高の第一人者、至高の皇帝」の称号を授けたトライアヌス。その治世のほとんどを属州視察に費やしたハドリアヌスは、トライアヌスの死の直前の次期皇帝の任命がいささか不透明だったことや反ハドリアヌス派が結集し始めると中心人物4人を暗殺させたこと、⇒2021/05/29

ロビン

20
9巻は、初の属州出身の皇帝で「ダキア戦役」に勝利し帝国の領土を最大にしたトライアヌス、『テルマエ・ロマエ』で市村正親さんが演じ、またユルスナールの小説で有名なハドリアヌス、ガリア人の祖先をもつ慈悲深い人格者アントニヌス・ピウスと「五賢帝」のうち3人の治世を扱う。ローマ皇帝たちを悩ませてきたユダヤ問題に対する基本姿勢ーローマに反旗を翻さない限り自治を認めるーがハドリアヌス時代に大幅な変化をきたし、ユダヤ人がディアスポラすることになるくだりが、異文化間の摩擦や誤解、また共生について考えさせられ印象的であった。2022/07/30

クラムボン

18
第9巻「賢帝の世紀」では紀元98年から161年までの皇帝たちの治世が描かれる。トライアヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウスの三代は血縁関係は無く、先代から皇帝に指名された。また彼らは属州の出身で、特にアントニヌスの先祖はカエサルによって征服されたガリア人であるにも関わらずローマ皇帝になった。ローマ人は征服した民族に対して反抗しなければ自治と権利を認めたのだ。かくも寛容なローマ人でもユダヤ人には一線を超えた。ユダヤ教信者に対して、エルサレムからの離散(ディアスポラ)の執行は世界史の転換点になった 。2026/08/30

18
五賢帝と言われた内の三人、トライアヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウスを描く。トライアヌスは至高の皇帝と言われ、後世の君主達にお手本にされたほど優秀な皇帝。ダキア遠征、パルティア遠征を行い、この時代にローマは最大の版図となった。ハドリアヌスは治世の三分の二を地方視察に費やし、各地の防衛やインフラ整備を熱心に行った。その際プリタニアに築いたハドリアヌスの長城が有名。この人も優れた人だったが、「一貫していないということでは一貫している」と評されたほど複雑な人柄で、晩年は特に気難しくなってしまったようだ。2014/04/26

星落秋風五丈原

14
なんか、このシリーズが発刊されると、「ああ、今年も終わりに近づいたのかな?」と思います。この年は五木寛之さんとの 対談もあったし。盛りだくさんで嬉しい一年でした。2003/10/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/479539
  • ご注意事項

最近チェックした商品