内容説明
念願の仇討ちを果たし、無事江戸の地を踏んだ俊介一行は、周防三田尻湊(すおうみたじりみなと)から船で先に帰らせたおきみの家へ立ち寄ることに。が、母のおはまは、「戻っておりません」と言う。愕然とした俊介は、供につけた伝兵衛の身を確かめるため、急ぎ屋敷へと走るが、いまだ姿を見せておらず……。誰かの企みか、それとも海難か? 病に臥す父幸貫(ゆきつら)の容態は? 相惚ぼれの良美との祝言を阻む困難はいかに? 傑作廻国活劇、ついに最終巻![解説/細谷正充]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
119
若殿八方破れ「江戸の角隠し」10巻。大団円で終わりましたね、若殿真田俊介さん、一回り大きく成長させた旅でしたスッキリと読み良出来ました。2015/06/29
とく だま
7
本筋の仇討は成し遂げた。この巻は黒幕たちと旅の途上で俊介に逆恨みする毛利の元大名、行方不明の旅を共にした忠臣と幼女など、急転明らかに収束してゆき収まるべくに収まるが、俊介の病に伏す幸貫や思いを寄せる有馬家の姫に危機が迫るが・名残惜しい気もする最終巻だねぇ。このシリーズ情景描写が優れてるなと思ったままどこかで感想しようと思っていた。が、この巻の解説に書いてやがった!わしが書こうと思ったのにぃ^^; 例えば大井川の流れや深さ川幅、川越人足の人数や様子は手に取れ、知る限り他に類無し。さて他鈴木作品おすすめは?2017/05/12
Masayoshi Arakawa
3
20150309410 BOOK-OFFのサービスが変わった。1スタ!ルーレットは面白かった。外れもあったけど10点も何度がでたけどこれも終わり。 本巻はシリーズ10巻目、最終巻。最後まで楽しませてもらった鈴木ワールドに感謝!次作は「徒目付久岡勘兵衛シーリーズ」以上を期待してます。2015/03/09
goodchoice
2
最後までドキドキさせてくれて面白かった。これにて完結は残念でならないが、キレの良い文章で楽しませてもらった。やっぱり鈴木さんの文章はリズムが良くて読みやすい。今後の活躍に期待!good job!2015/03/05
クー
1
ついに完結。あっさり解決。わずかな間に、敵も、次々とやられる2021/04/05




