内容説明
隣に寝ているはずなのに、姿が見えぬ――。しばらくして青い顔で戻ってきた仁八郎の言い分が、どうにも腑に落ちない俊介だったが、気を取り直し、歩を進めることに。広島浅野家領内に投宿し、寺を散策していた仇討ち旅一行は、境内で倒れている若い女を見つけた。小指を切り取られ、首を絞められた痕があるその女は、俊介らが泊まっている隣宿の飯盛女らしい。まさか刺客の仕業なのか……? 傑作廻国活劇第四巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
82
抜群の読み心地の良さ。悪く言えばページ数に対して中身が薄いのではあるけれどこの低カロリーが息抜きにはちょうど良かったり。これで展開にはちゃんと伏線が張ってあるから構想は練って書かれているんだなあ、とも思うし。急ぐ理由がある旅なのにのんびりしすぎだろ、とか主人公運良すぎつーのはどうしても考えてしまうなあ。まあとにかく次巻いってみよう。2015/06/12
klu
9
まさか意中の姫が広島に現れるとは・・一途ですね2018/10/25
とく たま
7
ダイナミックに物語が展開してきた。俊介を狙い敗れてゆく刺客たちが何とも潔いし、それぞれの人生や運命も描かれるので切なく胸を打たれるものがある。人生などちょっとした行き違いで天と地ほどの差が生まれるのだな?!今風に言う片頭痛で共が治療に去り、新たに増え・・?八方破れは共や刺客のほうだったりする Σ(・ω・ノ)ノ! 前巻のレビューらしくないレビューがTwitterでリツイートしてくれた方(著者の奥方)がおられ、びっくりするやら怖気付くやらで震えてるが、刺客宜しく潔く今回も書いた。ありがとうございます |д゚)2017/01/31
わたしは元気
5
読み始めたので、読み続けなければという感じです。2022/04/17
kazukitti
3
八方破れ過ぎるというか鈴木作品の中での図抜けてアレなんじゃなかろうか。もう何かフルチンで歩いてるけどカリスマという名の主人公補正で矢弾が勝手に逸れていくくらいな勢い。一応モノは考えてる体だけど、ほぼ考えなしでガッハッハと豪快な笑いで街道を行けばあらゆる災難は去っていくといった塩梅。周囲もお人好しばっかなのは何もパーティーのメンツに限らず、一応の仇敵の似鳥幹之丞もそうだし、狙撃手も暗殺剣も黒幕っぽい勘解由や稲垣屋すらみんなそう。ソコが安定した鈴木作品の魅力なのかな。つかサブタイトルの話のスジ適当過ぎでしょw2015/06/12
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