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内容説明
五十土はなぜ日本に戻ったのか。
五十土はなぜコンクールの舞台に立ったのか。
五十土はなぜハナのことを気にかけるのか。
桁違いの実力を見せる、五十土の圧倒的な朗読。
五十土、藤色、折口の過去と、
ハナの今が交錯する、
コンクール編佳境の第12集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
頭痛持ちの寺
31
本巻は五十土園子による夢野久作『瓶詰地獄』朗読がメイン。朗読しながら袖で聞くハナにステップ6を伝授する園子。自分と似たタイプであるハナの為に愛情を以て伝える優しいシーンだ。物語内の近親相姦のタブーに怯える孤島の兄妹の姿に、実は折口ではなく女性である藤色きなりを愛したレズビアンである自分を重ねる園子。朗読の為の帰国は、あの頃の本当の事を白状する為でもあった。敏感に察知する折口&藤色。大好きなのに傷つけてしまった藤色に許される園子の姿は泣ける。そしてハナの折口への感謝の一言。さて次巻は最終巻だ。2015/01/12
exsoy
13
何不自由ない地獄とは…2014/07/10
サルビア
10
五十土園子の「瓶詰地獄」の何と恐ろしいことよ。 しかし、そのお話の内容に関してはわかるなぁと思いました。2019/02/04
けいこ
10
今回の朗読は夢野久作「瓶詰地獄」がテーマです。悲しいお話で、少し泣きそうになりました。この漫画に取り上げられている作品は殆ど原文を読んだことがないけれど、原文から読むと印象はどう変わるのだろう…。2014/09/06
かやは
6
「瓶詰地獄」で描かれる「天国という名の地獄」がすごく良く表現されていた。何もかも揃っているのに、閉じ込められているというだけで地獄。まさしく「瓶詰地獄」2017/07/01