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内容説明
朗読を通じて、社会人としても人間としても成長しつつある、佐倉ハナ。
初めての帰郷を果たしたハナは自らの原点と向き合い、東京に戻ったハナは太宰治作『黄金風景』の朗読で、太宰治の幼き日々と向き合う。
不器用なのは、本気で生きてるということ。
読み手、聴き手、作者の想いが重なり合う、心と心のシンフォニー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっぱり本が一番良い寺
41
朗読漫画5巻。この5巻から週刊誌連載になった為に、最初は説明風の話。しかし随分と絵のタッチが変化していて面食らう。5巻で朗読されるのは新美南吉『ごんぎつね』、金子みすず『麦藁編む子の唄』、太宰治『黄金風景』。物語自体の進展は特になかったが、『ごんぎつね』を再読したら涙がドピュッと出て参った。そして太宰『黄金風景』。私も好きな短編だ。しかしこの解釈はなるほどと唸らされる。たしかにそうだなぁ。たくさんの本を読み飛ばす私には、こういう熟読はうらやましく思う。たまには再読しなくてはと思わされる。2014/12/24
wata
40
「ごんぎつね」子供の頃読んで泣いたの思い出しました。宴会で太宰治を朗読って勇気がいるけど聴いてもらえて良かった。2015/04/11
マリリン
28
勘は、自分の人生経験の全て、親や先祖の経験の全てが凝縮されたもの...時として理屈を上回る力を持つ。...「おとうと」の感想で似たような事を書いたかもしれない。ハナの初めての帰郷、父母が亡くなって彼女を育てた若い独身の叔母との関係が微笑ましい。幼少期に読んだ「ごんぎつね」の著者の幼い日々に思いを馳せる。作者や登場人物の想いが伝わった時、読み手の想いが伝わる...。朗読でなくても、感想・レビューもそうなのかも、とふと思う。社員旅行の宴会で朗読したのは太宰治の「黄金風景」。選んだ理由に納得。読んでたい。2020/07/08
くりり
25
太宰「黄金風景」の超解釈と猫ミミが凄い!何の関係も無いけど...2015/04/08
どあら
23
図書館で借りて読了。ハナちゃんの過去がわかり、ごんぎつねにつながったお話です。ハナちゃん、会社でも頑張ってる❢2022/07/06