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内容説明
ショパン・コンクール、ファイナル最終日。カイが臨んだ最後の演奏、その第一楽章の途中で照明が消えるアクシデントが発生! しかし予想外の出来事に動揺が走る会場を収めたのは、“森が育てた”カイのピアノだった!! 暗闇の中で続くカイの演奏はオーケストラと観客をも巻き込み、いつしか会場全体を“ピアノの森”へと変えていく――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
157
ショパンコンクール。海の演奏の途中で照明が切れる。暗くなると海の演奏は森の中のように。三楽章が終わる。阿字野と海の物語の回想と、ポーランドが誇る地元の人の演奏が始まる。最終章へあと一歩。2014/05/28
くりり
50
カイスペシャル♪ 森の端からここまで…レイちゃんの愛…阿字野に熱意…雨宮との友情…いつも皆に包まれてきたカイが、何物にも遮られることなく どこまでも自由に!!2014/06/01
KAZOO
48
カイ(主人公)の独壇場ですね。いよいよ大団円となりそうな気配が濃厚になってきました。彼のおさないころからの生い立ちをフラッシュバックにしながら師弟愛を絡めつつ最後の演奏者が弾きはじめる直前で終わっています。まあ結末はわかる感じがしますが、当たるかなあ、当たらないほうがいいのですが。2014/05/26
はつばあば
45
一巻から九巻までとこの巻だけでも私のモノにしたい!。世界中に響き渡るカイの音色。森から出てポーランドの夜空に、風の流れに乗って皆に聞こえるように。派手でなく大人しくもなく心に染み渡るカイのピアノ。阿字野の思い出もカイがいればこそ今の阿字野がいる。人生は一人ぽっちじゃないって阿字野も想うでしょ。カイと阿字野、神様が引き合わせた二人の音楽。阿字野はカイの親じゃないけど子供以上に温かく見守る。雨宮父も決して悪い父ではない。子供より自分の感情を優先させた・・今時の親なんです。何度でもこの巻を再読したくなる2017/02/27
wata
41
カイ君、みんなの愛に包まれてここまでに(T_T)森の中もとても心地良いけれどそこから出て世界へ!!泣きながら読んでしまいました。良い巻だった(^^)!2015/05/23