内容説明
日本から異世界への通路でつながった『神聖エルダント帝国』、そこはドラゴンが空を飛ぶファンタジー世界! そこにオタク文化を浸透させようと創設された交易会社『アミュテック』の総支配人の加納慎一がなんと誘拐された! 企てたのはエルダントの敵国バハイラム。しかし、様々な政治的な思惑から誰も助けに行かれない? こうなったらと、慎一付きのメイド少女ミュセルが独力での『旦那様』奪還を決意したが、救助は成るのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
45
目が覚めたら再び知らない場所だった。オタク脳である慎一はこれはループモノかと訝しむが、そこは神聖エルダント帝国と対立するバハイラム王国で慎一は誘拐されてしまったらしい。エルダント側もその情報を掴むも戦争に発展しかねない為、エルダントも自衛隊も軍が出せない状態。そんな状態を嘆いたミュセルはなんと一人で慎一を奪還しに行くと決意。美埜里も賛同するも、元はバハイラム出身のエルビアは慎一と祖国の間に挟まれ…。今回は慎一が度々名前だけは登場していたバハイラムに誘拐され、慎一側とミュセル側の二場所同時進行で話が進む。→2013/11/13
KUWAGATA
38
本当にラノベのお手本のようなシリーズ。日本中のワナビの方々は、下手なハウツー物よりも、この作品を読んだほうがラノベの何とやらが理解できるのでは(笑)? 今巻では舞台は変わり、そのことによってまたこれまでにないストーリーが展開されるのですが、ミュセルの一途さに心打たれたり、慎一の良くも悪くもの図太さに感心したりで、一気に読了しました。それから、ロイクとロミルダの二人が可愛くていいですね。読んでてニヤニヤします。この二人が主人公の短編を読んでみたいなあ。2013/04/27
ナカショー
33
敵国バハイラムに誘拐された慎一を助けるために、ミュセル達が立ち向かう話。巨大ロボットとか出てきて、特撮好きな自分としては大歓喜な内容でした。やっぱり巨大ロボットは男のロマンですよね。次巻も楽しみです。2016/05/23
た〜
33
メイドさん回きたー。萌が燃えた。2013/10/16
みかんめろん
29
頂き物。慎一が敵性国家バハイラムに拐われた。ミュセルとみのりさんが命懸けで救出に向かう…今回はおふざけはやや控えめ。バハイラムのエルダント王国とはまた全く異なる価値観・文化や国家観などの表現が興味深く読まされました。慎一がエルダントで知り合った人達との絆が強くて暖かったです。終幕までハラハラドキドキで楽しめました。文化は人を支配する道具?国家とは?家族とは?中々考えさせられる内容でした。星3つ★★★2025/03/05