内容説明
富士の樹海はファンタジーな異世界に続いてた!? そんな非常識な状況に放り込まれたのは高校ドロップアウトの加納慎一。ラノベ作家とエロゲー原画師を両親に持つサラブレッド級おたくの慎一だが、特別な力は無い。持つのは『萌え』の知識、見識だけ。その慎一に課せられた任務は『萌え』の伝道! というわけで何がなんだか分からないまま、ハーフエルフのメイドさんや美幼女皇帝と親交を深めていくと、今度はテロが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
66
幼馴染に振られ絶賛引き籠もり中だったオタクの加納慎一は両親による強制介入によって自立を余儀なくされる。そこで寮付きの仕事を探していたらオタク大歓迎の仕事を見つけ面接に行き目が覚めたらそこは竜が飛び魔法が存在するファンタジーの世界だった。富士の樹海で発見された超空間通路で繋がった異世界との交流で日本政府が目につけたのはオタク文化だった。そのオタク宣伝として担ぎあげられたのが慎一で、異世界でオタクの伝道師として「アミュテック」という会社の社長に就任する。そこにはハーフエルフのメイドや幼女の皇帝などがいて…。→2013/11/12
KUWAGATA
61
榊一郎さんの作品はこれが初読です。読了して、榊さんが長らく第一線で活躍されている理由の一端がわかった気がします。設定はひねってあってもストーリーは王道で、キャラ設定のバランスもよし、若い世代に考えて欲しいメッセージも軽く織り交ぜ、なおかつ文章が読みやすく、スラスラと頭に入ってくる。少々「毒」が足りないような気がしますが、全体的に大変クオリティが高いと感じました。メイドと皇帝、この二人のヒロインの関係性がまたいいですよね、背中がくすぐったいよw これは、今後榊さんの作品をしっかり読んでいかなければ(笑)!2013/04/15
た〜
58
自宅警備員じゃなく自室警備員じゃね?と、冗談は置いておいて軽小説としては色々詰め込んである感じ。でも無理をしている印象はない。あとがきにある「ファンタジー世界にあったらおかしいもの」が発想の出発点なせいか目新しさと陳腐さが同居している。2013/10/13
ナカショー
38
ライトな方の榊一郎作品。尚アニメは視聴済み。王道なストーリー展開ながら、安定した話の持っていき方でさすがベテランって感じです。次巻も非常に楽しみです。2016/03/17
心結
31
はい、非常に面白かったです。アニメの一話を見てから読んだのですが、てっきり明るい系のお話だと思っていたら意外と暗いところもありますね。。。一部展開が急だな~と思ったのですが、罪と罰に慣れてしまっていたからかもしれないです。。。とりあえず、ミュセル可愛いということで♪【☆☆☆☆★★★★★★】2013/10/12
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