岩波新書<br> 外交ドキュメント歴史認識

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岩波新書
外交ドキュメント歴史認識

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004315278
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0231

出版社内容情報

歴史教科書、靖国参拝、「従軍慰安婦」……様々な思いが絡み合う歴史認識問題。しかしそこには、関係悪化と修復とを繰り返してきた東アジア国際関係の複雑な歩みが存在した。日本政府は歴史認識問題とどのように向き合い、中国・韓国とどのように対話してきたのか。その過程を丁寧にたどり、日本の立脚点を模索する。

内容説明

歴史教科書、靖国参拝、慰安婦問題と河野談話、村山談話…様々な思いが絡み合う歴史認識。そこには、関係悪化と修復を繰り返す日本外交の複雑な歩みが存在した。日本はこの問題といかに向き合い、中国や韓国とどのように交渉してきたのか。その過程を丹念にたどり、日本の立脚点を模索する。

目次

序章 東京裁判から日韓・日中国交正常化まで
第1章 歴史教科書問題と「相互信頼」
第2章 靖国神社公式参拝
第3章 従軍慰安婦問題
第4章 村山談話
第5章 戦争の世紀を越えて
終章 歴史問題に出口はあるか

著者等紹介

服部龍二[ハットリリュウジ]
1968年東京都生まれ。京都大学法学部卒業、神戸大学大学院法学研究科単位取得退学。博士(政治学)。現在、中央大学総合政策学部教授。日本外交史・東アジア国際政治史。著書に『日中国交正常化―田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』(中公新書、2011年、第11回大佛次郎論壇賞、第23回アジア・太平洋賞特別賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

31
本書の主たる目的は外交視点から政策過程を分析すること(ⅱ頁)。1986年6月22日、中曽根康弘は日本の歴史教科書の中に、右寄りのものが一つぐらいあってもいいのではないかと発言(77頁)。それで今は安保法制だから、自民党ってのは恐ろしい政党だ。村山談話は終戦50周年を記念したものであった(160頁)。安倍の場合は70年。安倍は第1次のときに慰安婦問題でつまずいた(193頁)。加えて、安保法制の拙速と、決めてから説明するという順序がおかしいことになった。外交とは、各国利害を調整する行為である。2015/10/15

樋口佳之

16
三カ国とも大きく見ると権力の弱体化があって、国内には対立のエスカレートを望む人達もいる中で揺れている感。日中韓にちゃんとした関係があれば、北朝鮮への対処にも選択肢が広がるだろうと考えるともどかしい思い。むしろここを突破口にして基軸を切り替えられないものかとも思う。2017/09/06

浅香山三郎

14
年末に読んだ本。年が明けると、また日韓関係がぎくしやくして来たので、奇しくもタイムリーな読書となつた。歴史認識の中身(だう認識するか)については、たくさん議論があるけれども、だう折り合いを着けて来たかといふ検証の本は非常に少ない。冒頭の「歴史問題の6次元と主体・媒体」を頭に置きながら、今がだういふ局面かを冷静に見極めるアプローチがどの当事者にも求められる。2017/12/30

gollum

13
歴史のおさらいシリーズの一環。「外交ドキュメント」として、淡々と時系列に記述が進む、日中韓の外交に表面化した歴史認識の通史。“情報公開法による外務省開示文書”と当事者への直接のインタビューが情報源であるところに信頼性がある。中曽根首相の藤尾文部大臣の罷免、橋本龍太郎の村山談話に対するコメントなど興味深い。筆者は政治的立場を決して明らかにせぬよう努めているが、数カ所に漏れて聞こえてしまっている。日中共同歴史研究の成果はどうなんだろう。ドイツ・ポーランド「共同教科書委員会」みたいなものはできないだろうなあ。2015/09/08

こういち

12
戦後70年の中国・韓国との外交交渉を鳥瞰する。将来に目を向けた国家建設を論じていた過程での領土問題決着の先送りが禍根を招いてしまったような感がある。当然、その時々に取り決めなければならない重要事項があり、相互の経済発展が優先されていたことも事実であろう。ところが、自国のナショナリズムに直結してしまった以上、取るべき道は一つ、国境の画定であると考える。この課題を乗り越えない限り、隣国との関係に明るい未来はない。今こそ、全勢力を傾け後顧の憂いを断つべき時である。2015/05/10

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