内容説明
敗戦後、『きけわだつみのこえ』『雲ながるる果てに』『あゝ同期の桜』など数多く出版されてきた特攻隊にまつわる遺稿集とその映画から「特攻」表象の歴史的変容を読み、「特攻」が「反戦」「犬死」「忠誠」「殉国」「反逆」と多様な語られ方/読まれ方をしてきたプロセスを追って、戦後日本のナショナリティと「戦争の語り」の限界と可能性を照射する。
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目次
プロローグ
第1章 「正」と「美」の二項対立
1 戦争末期と特攻
2 学徒兵の「反戦」イメージ
3 「わだつみ」へのアンチテーゼ
4 「純真」な特攻像の受容
第2章 「犬死」の多義性
1 『あゝ同期の桜』の刊行
2 特攻の「任侠」化
3 予科練の遺稿集と映画
第3章 「殉国」の逆説
1 「忠節」への共感と反感
2 「殉国」と天皇制批判
エピローグ
あとがき
人名索引
事項索引



