植民地朝鮮の宗教と学知 帝国日本の眼差しの構築

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植民地朝鮮の宗教と学知 帝国日本の眼差しの構築

  • 著者名:川瀬貴也
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • 青弓社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784787220370

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内容説明

戦前期朝鮮で日本の仏教やキリスト教が実施した「植民地布教」の位相を描き、統監府や朝鮮総督府の宗教政策の具体を照射して、政策や学知が絡み合う渦のなかで日本人・朝鮮人の双方がどのような自画像や他者表象を構築していったのかを浮かび上がらせる。
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目次

はじめに

第1部 宗教政策と植民地布教

第1章 植民地期朝鮮における宗教政策と日本仏教
 1 浄土真宗の朝鮮布教史――韓国併合(一九一〇年)まで
 2 朝鮮総督府の宗教政策と日本仏教

第2章 日本キリスト教の朝鮮布教とその言説
 1 韓国併合以前のキリスト教界の論調
 2 総督府初期(一九一〇―一九年)のキリスト教観
 3 日本キリスト教の朝鮮布教――日本組合教会の事例
 4 個人伝道の先駆者――乗松雅休について
 5 文化政治下における日本キリスト教
 6 「神社参拝問題」をめぐって

第2部 宗教と文明をめぐる言説と学知

第3章 天道教幹部「民族代表」について――アジア主義・文明・ナショナリズム
 1 問題の所在
 2 近代アジアの「文明」観
 3 天道教幹部「民族代表」の「近代文明」観と「国家」観

第4章 「朝鮮人」「朝鮮宗教」「朝鮮仏教」への眼差し――高橋亨を中心に
 1 高橋亨の略歴
 2 高橋亨の「朝鮮人」観・「朝鮮宗教」観
 3 高橋亨の「朝鮮仏教」観――『李朝仏教』を中心に

第5章 「心田開発運動」政策について
 1 農村振興運動と心田開発運動前史
 2 『心田開発に関する講演集』に見る「心田開発運動」政策
 3 雑誌「総動員」にみるイデオロギー政策

おわりに

あとがき

索引

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