音楽を動員せよ 統制と娯楽の十五年戦争

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音楽を動員せよ 統制と娯楽の十五年戦争

  • 著者名:戸ノ下達也
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • 青弓社(2014/03発売)
  • ポイント 34pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787220240

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内容説明

近代日本の歩みとともに大衆化した音楽は、十五年戦争期にどのように「戦争の手段」として活用され、人々に愛され親しまれたのか。戦時下の音楽界の組織化の実態、量産された「国民歌謡」や「国民合唱」、占領地で対外宣伝を担った音楽関係者たち、さらには戦後への継続や戦争責任までも射程に収め、近代日本の音楽史の空白を浮き彫りにする。
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目次

はじめに

第1章 音楽と総動員体制
 1 近代日本の歩みと音楽
 2 メディアと洋楽

第2章 音楽界の一元化――演奏家協会と日本音楽文化協会
 1 一九三〇年代の音楽界
 2 新体制の時代へ
 3 一元化への動き

第3章 電波に乗った歌声
 1 『国民歌謡』の始まりと普及
 2 『われらのうた』から『国民合唱』へ

第4章 量産された「国民歌」――アジア・太平洋戦争期の楽曲募集
 1 楽曲募集の変遷
 2 アジア・太平洋戦争期の楽曲募集
 3 日本音楽文化協会による楽曲募集

第5章 音楽の「大東亜共栄圏」
 1 植民地統治における文化の活用
 2 日本音楽文化協会の対外活動
 3 音楽活動や言説にあらわれた「大東亜共栄圏」

第6章 「戦後」への射程
 1 意識としての敗戦
 2 戦後に継続する流れ

おわりに

人名索引

事項索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tu-ta

1
本から引用:音楽界や音楽家の「戦争責任」が正面から論じられることなく今日に至っている、その代償はあまりにも大きい。…(だ)からこそ、戦時期の音楽にふれることがタブー視され、…歴史の空白を作ってしまっているのでは(248p)2010/09/23

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