新潮選書<br> 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)

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新潮選書
年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)

  • 著者名:養老孟司【著】/池田清彦【著】
  • 価格 ¥1,705(本体¥1,550)
  • 特価 ¥1,193(本体¥1,085)
  • 新潮社(2022/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106038860

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内容説明

「日本には人命尊重という概念がない」「有事になると希望的観測で動く」「損切りができない」……この国を動かす「空気」の正体を断じる。「SDGsはただのスローガン」「AIの予測はだいたいはずれる」「カーナビは人間の感性をダメにする」……流行りものにも物申す。84歳と75歳が、日本のほんとうの難題を語り尽くす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんらんしゃ🎡

36
炎上恐れぬ物言いは「そこまで言って委員会」、言っ放しは「ホンマでっか」  AI、安全保障、環境問題からコロナ、戦争、SDGsまで多岐にわたっての時事放談。もう怖いものなしの爺ぃ放談だ。因みに共著の池田清彦氏はホンマでっかの池田先生。お二人ともそこそこの歳なんだけど新しい技術や世界に精通し、脳がすごく若い。そのことに一番刺激を受けた。2022/09/26

さきん

24
虫つながりでとても相性の良い二人。久しく二人の対談出ていなかったので、楽しく読ませてもらった。老人に続けてほしいのは、ぼやき続けること。脳が活性化されてボケにくくなるほかにぼやきを聞く若い者にとっても勉強になる。反政府な発言したがるのは流石骨の髄まで団塊の世代な池田氏だが、構造生物学を唱える氏のことは憎めない。2023/01/07

Tomomi Yazaki

22
怖いもの知らずの二人の重鎮が物事の本質を掴んでズバリ本音で対談する。さてさて、どんな話が聞けるのでしょうか。まずはコロナワクチン。壮大な人体実験の結果、メッセンジャーRNAに問題がないことが分かった。と同時に、今後検査に引っかからないドーピングも可能となってしまった。そりゃ大変!CO2削減のための電気自動車。でもその電気を作るのに、大量のCO2が出る。本末転倒!などなど。もうすぐ死ぬから忖度せずに、言いたい事実を言ってしまう。年寄りが本気になったら、それ以上怖いものはないですね。2022/09/02

はるわか

13
AIの予測はだいたいはずれる。AIはルールが決まっていること、条件が止まっていることを予測する力。因果関係を突き詰めず、相関関係だけで答えを出すからおかしなことになる/自然災害の問題はどう考えていいのかよく分からない。確実な予測は南海トラフ地震。次は2038年頃(尾池和夫氏)。日本人は「天災でも大事故でも起こって困った時のことは考えない」。それまでやってきたことの損切りができない/人生の意味は自分の中にはない(夜の霧)。自分が何者であるかは他人が自分のことをどう思うかで決まるから/中国の強さはいいかげんさ2022/10/11

ハチ

11
養老さんか池田さんのファン以外手に取らないであろう対談。放言に次ぐ放言で、老害ギリギリのインハイに170km/hの豪速球が投げ込まれる。 ただ、何かを考えるときに、全体像や歴史からの流れを汲みながら、枠組を組み立てるという当たり前過ぎる事が1番難しく、長く行きた人が言う価値はあるなあと。バランス感覚やモノの見方が参考になる。2023/07/25

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