電撃文庫<br> 狼と香辛料

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電撃文庫
狼と香辛料

  • 著者名:支倉凍砂
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • KADOKAWA(2013/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784840233026
  • NDC分類:913.6

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内容説明

行商人のロレンスは、馬車の荷台で麦の束に埋もれて眠る少女を見つける。 少女は狼の耳と尾を持つ美しい娘で、自らを豊作を司る神・ホロと名乗った。 「わっちは神と呼ばれたがよ。わっちゃあ、ホロ以外の何者でもない」 まるで経験を積んだ大人のような話し方で、ロレンスを巧みに翻弄する少女。 「お前は、本当に神なのか?」 最初は半信半疑だったロレンスも、やがてホロが旅に同行することを承諾する。 そんなふたりの旅に、思いがけない儲け話が舞い込んでくる。 近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。 疑いながらも、ロレンスはその儲け話に乗るのだが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

154
ロレンスの商会との取引が実際のビジネスのような緊張感があって面白かった。あとホロのキャラが気に入った。2012/06/02

流言

89
経済×ファンタジーというシンプルながらも鮮烈な骨子。舞台こそファンタジー的な独自の世界ではあるものの、剣にも魔法にも甘えられない中世風な世界観を独り往く行商人の姿は時代小説風とも言える。ロレンスの頭の切れ具合とその斜め上を行くホロの老獪さが痛快ながらも誰にも頼れない行商人のシビアさを感じさせてくれる。本性を露にしたホロに対して「怯えない」ではなく「破った一張羅を返せ」と飽くまで商人としての振る舞いを一貫する点やホロの正体が看破された理由など疑問に対して一つ一つ冴えた理由を用意してあり作者の心遣いが伺える。2014/02/19

た〜

84
発掘再読)ちょっとした日常から大きな陰謀まで、心理戦の応酬。ホロが可愛い2015/02/26

朝夜

83
読了。軽いノリで読み始めたら結構頭使う内容で怯みました… 経済ネタやロレンスの商人の心得などキチンと理解しながら読むとかなり面白い内容で最後まで一気に読めました。 ホロの口調や性格がかなり独特だけど慣れると可愛いですね。 続きも気になるので早く読みたいと思います。2013/08/09

こも 旧柏バカ一代

62
タイトルの意味がやっとわかった。なるほどオシャレだw行商人のロレンスが、狼の姿を持つ豊穣の神ホロと出会い、共に旅をする物語。ロレンスは、ある夜自分の荷車で野宿をすると、美しい少女ホロが先客としていることに気づく。彼女は、旧い友人に頼まれて豊穣の加護を与えていたが今の村人はホロを必要としていなかった。必要とされないホロは、北の故郷ヨイツに帰りたいと語る。ホロはロレンスと共に旅をすることを提案し、彼は彼女を受け入れる。二人の旅は、商売や経済の知識を駆使しながら、さまざまな町を巡る。2018/12/22

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