電撃文庫<br> 狼と香辛料XXII Spring LogV

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電撃文庫
狼と香辛料XXII Spring LogV

  • ISBN:9784049129045

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内容説明

湯屋をセリムたちに任せ、再び旅に出た元行商人ロレンスと賢狼ホロ。道中、小銭両替のため訪れたヴァラン司教領で、懐かしき人物――エルサとの再会が二人を待っていた。
 司祭となったエルサは、教会の財産整理のため司教領に赴いたという。そして両替の見返りとして、一度踏み入れば生きては帰れない、呪われた山の調査をロレンスに頼む。そこには“錬金術師と堕天使”の秘密が隠されていて――!?
 さらに、借金地獄に陥った町をロレンスが商人の勘で救う、経済ファンタジーの面白さが詰まった中編に加え、ホロたちの娘ミューリと、聖職者志望の青年コルの結婚式(!?)の書きおろし中編を収録。
 幸せであり続ける物語、第5弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

93
再び旅に出た二人。湯屋でのまったりしたエピソードも良いが旅先でのトラブルやハプニングに遭遇する二人の方が魅力的。旧知の仲であるエルサに出会ったり、コルとミューリの影響によるトラブルに遭遇したり、著者の別の話が絡んだりと長いシリーズだからこそのエピソードが詰まった一冊でした。作者あとがきの通り、長く続いてほしいシリーズ。2020/06/11

よっち

42
再び旅に出た元行商人ロレンスと賢狼ホロが、道中小銭両替のため訪れたヴァラン司教領で、懐かしき人物・エルサと再会する第五弾。司祭となったエルサから調査を依頼された「錬金術師と堕天使」の秘密、借金地獄に陥った町の救済、そして娘ミューリと聖職者志望の青年コルの結婚式騒動。変わりつつある世界の中で、直面する問題に商人としての勘と知恵で活路を見出してゆくこの物語らしさがつまった展開を楽しめましたけど、あの二人のエピソードが出てきて時系列とかいろいろ繋がった気がしますね。あちらの物語のその後もまた読んでみたいです。 2020/02/06

中性色

26
ゼクシィ。というか、何気に結婚に絡む話多いような気がするこの作品。あと、経済の話が久々に来るかと思ったけど、やってることはシンプルで今までのような話ではないのでやや肩透かし感が強いか。しかし新キャラ出たのに立ち絵等がないのもそれはそれで斬新だなというか2019/12/16

まるぼろ

24
さて今巻はエルサさんがご登場、そしてある山の調査をする内に「眠らない錬金術師」とその一番弟子の修道女の足跡を目の当たりにするお話です。エルサさんは兎も角としてこんな形でクースラとフェネシスがこっちの作品に絡んでくるとは予想外だったので、時系列共々ビックリしたと言う所はありました。ターニャの件もありますし、そのうちこっちにも…なんて思ったりしながら読んでいました。その先の取引云々についてはロレンスの面目躍如と言った感じでとても良かったな、と。コルとミューリの話は微笑ましく読んでいました…w →2019/12/23

Mu@芒羊會

19
ホロたちが再び旅に出ての2巻目。もうね、ほんとよかった。幸せで想いが溢れて泣きそうになった。1話目では、ここでまさかのクースラとフェネシスの消息を聞こうとは思わなかった。いつかフェネシスと出会うこともあるんだろうか。そして2話目は、ほんと、泣きそうになった。ホロがロレンスの商人としての成功を妨げたと思って涙する場面は本巻のハイライトだな。それに対するロレンスの返しもカッコいい。いやあ、コルとミューリのお話もいいけど、何年経ってやっぱりホロとロレンスのお話は好きだなあ。20周年目指してまだまだ書いて欲しい。2019/12/20

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