電撃文庫<br> 狼と香辛料XXIV Spring LogVII

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電撃文庫
狼と香辛料XXIV Spring LogVII

  • ISBN:9784049148190

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内容説明

世界を変える大冒険へと向かった娘のミューリを追って、旅を続ける賢狼ホロと元行商人のロレンス。
 だが借金で悩むサロニアの窮地を救ったロレンスの活躍が、思わぬ余波を生む。
「貴重な森が失われる」と、森林監督官から詰め寄られてしまうのだった。
 トーネブルクの未来を思い森を切り開く決断をした領主と、先祖代々の森を守りたい領民。その両者を気遣うホロを悲しませないためにも、ロレンスは皆が納得する妙案を練ることになる。
 しかしそんな中、木材取引の相手、港町カーランの背後にはある女商人の影があって……。
 長編書き下ろしで贈る、賢狼と元行商人の幸せであり続ける物語、第7弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オセロ

36
【KU】作者さん24冊目。 サロニアでの様々な問題を解決したロレンスたらが辿り着いたのは自然豊かな領地トーネブルク。そこで森林監督官のマイヤーから森が失われる可能性があること、領主のマチアスのままならない理由で計画を進めていること、更にはその裏にエーブがいることを知り。様子が変わったエーブに拍子抜けしつつも、サロニアと対立していると思しきキーマンが代表のケルーべで情報を集めていくうちにエーブが隠していた思惑に気付き、全てを丸く納める手腕は流石でしたね。2024/05/07

よっち

34
世界を変える大冒険へと向かった娘のミューリを追って、旅を続ける賢狼ホロと元行商人のロレンス。しかし借金で悩むサロニアの窮地を救ったロレンスの活躍が思わぬ余波を生む新章第七弾。トーネブルクの未来を思い森を切り開く決断をした領主と、先祖代々の森を守りたい領民の葛藤。その両者を気遣うホロを悲しませないために、皆が納得する妙案を練ることになるロレンス。そして意外な形で再会したエーブの存在。以前のようなしのぎを削るわけでもなく、かといって協力関係というほどでもなく、でもこれくらいの距離感がらしいのかなと思いました。2023/02/28

た〜

10
元旅商人が賢狼の一番好きな顔をする話。Spring Logシリーズはずっといちゃいちゃらぶらぶを気楽に楽しむ短編だったので油断していたら久しぶりのガッツリ心理戦の長編だった2023/01/20

みどり

9
1冊丸ッと1つのお話は、久しぶりな気がする。 短編連作より、やはりこういう冒険と商売がかかったお話が好き。 娘たちより親たちの、年と共に体力も気力も減ってきた!と言いながらの、この商売や政治のやりとりもまた面白い。2023/01/16

Mu@仔羊堂

8
好敵手再び!羊皮紙の方ではすでに登場しているので今のエーブは昔と違い、ひりつくような危なっかしさはない大商人になっていて、対するロレンスも、もはや商人ですらないので巨利を巡っての緊迫した戦いにはならない。それでもやっぱりこの二人が合うとわくわくするよなあ。エーブはその企みの中でロレンスを駒に使おうとするし、ロレンスはホロのために大切な森を守ろうとエーブに一矢報いようとする。そしてラストの展開は、これぞ狼と香辛料!と言いたくなった。あと、たぶんエーブは憤慨しながらも楽しかったんじゃないかな。そんな気がする。2023/02/28

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