内容説明
時は享保年間、信州松本城。城主に請われ、禁を破って秘伝の忍法を披露した筑摩組の若き忍びの者二人。城主戸田家の美しき姫君から密命を受けた二人は勇躍して出かけるのだが……。表題作を含む全八篇の傑作忍法帖ワールド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けやき
34
本編は初めてですが作品は全て既読済み。忍法帖短篇集。7篇+ボーナストラック。上杉景勝の世継ぎが絡む「くノ一紅騎兵」、田沼と定家の暗闘を描いた「天明の隠密」、相馬大作事件を扱った「大いなる伊賀者」がよかった。2025/02/14
kazukitti
1
ひどいw こうシレッと平気でまことしやかにウソ描いてるっていうのもあるんだけど、話の持ていき方というか、風太郎爺ぃさんたらホントにもう!ってゆーかw2017/12/15
辺野錠
1
国木田独歩の作品をパロディにしてるのは遊んでるなあと言う印象だった。最後の『TV忍法帖』はこういう企画もあったのねと興味深かった。最後の解説がはっちゃけてて面白かった。2013/12/16
unknown
1
美少年がしっぽりして妊娠して子供を生むという『くノ一紅騎兵』の超展開ぶりに思わずエキサイティングしたのは言うまでもない(とはいえこれには真相があるんだけれども、それは読んでのお楽しみ)。せがわまさき先生によるコミカライズ版も読もう。『天明の判官』『天明の隠密』はどんでん返しぶりが実にミステリ。当時のタレントを忍者に例えたエッセイの『TV忍法帖』も面白い。そしてスタジオオルフェの倉田英之氏が思いのたけを愉快にぶちまける巻末の解説には笑った。突拍子もなく「うんこ殺人」挙げてるし(笑)2011/01/10
kanamori
0
☆☆☆2010/10/22