内容説明
君は知っているかな、あのホーリィとゴーストの伝説を? あの若い男女二人組の犯罪者はあまりにも誤解されすぎている。強盗、騒乱、破壊活動を繰り返した彼らは別に悪いヤツじゃあなかった。衝動で暴れていた訳じゃない。世の中に反抗してた訳でもない。二人はただひとつの選択をしただけ――それは“だって、ほっとけないし”という気持ち。だが哀れな世界の敵<ロック・ボトム>を解散しようとした彼女らの行動は数々の悪を呼び寄せ、遂には死神であるぼく、ブギーポップとの対面を呼ぶ――悪に依存せず、正義に従順でもない二人組が、後先考えない陽気な犯罪と空回りのあげくに辿り着く先は生か死か? あるいは――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののの@彩ふ読書会
2
とある2人の男女がある日ちょっとしたことから犯罪を犯し、そこから様々な犯罪を起こしながらも世界の敵に近づいていく。章のタイトルが窃盗、強盗などになっているのも面白い。2023/09/08
青味泥シンカ
1
十年以上の歳月を経たシリーズ再読をしておりますけれど、一番印象が変わったのが本作でした。昔読んだ時には、なんだか地味でぱっとしない話であると思ったものですが、どうやらそれは、クライムアクション・ムービーへのオマージュに、ただ巻き込まれただけで始まった"普通"の少年少女の心情、つまりはアメリカン・ニューシネマ的なものに対する文脈を理解してなかっただけのようです。あるいは理解はしていても重きを置いていなかったのか。ラストの一文とイラストも、かつてよりずっと染み渡りました。2023/10/31
藤倉悠也
1
21年ぶりの再読。2023/01/15
らいら
1
他の作品と比較して、とっつきやすい作品であった印象。 いつもどおり、新しい主人公が出てきて、新しい舞台装置(今回は寺月恭一郎が残した危ない遺産)を巡ってのゴタゴタのお話。エンブリオが大分特殊能力前回で読みにくい印象であったのに対し、本作の主人公たちは普通の人(といっていいのか?)で有ることもあり、するすると読めた印象。2022/03/04
めーてる
0
今までの作品にはない疾走感と爽やかさがあった2025/03/25
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