電撃文庫<br> ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン

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電撃文庫
ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン

  • 著者名:上遠野浩平【著者】/緒方剛志【イラスト】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • KADOKAWA(2017/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784048932332

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内容説明

君は自分が正しいことをしてると思うかい? 何も間違ってなくて、悪いのは他のヤツのせいだと? でもほとんどの人間が君と同じように考えているから、正しいことを決めるのは絶対に不可能なんだよ。それがわからないと、逃げ出し損ねたウサギのように狩られるだけさ。その相手が炎の魔女になるか、死神になるかは君次第だけどね――街から少年少女が消える〈計画〉を巡って、九連内朱巳と羽原健太郎、二人の天才が対立する。互いの姿を相手に見せない息詰まる頭脳戦の果てに待つのは、しかし彼らの想像も及ばぬ混沌と虚無の産物“ラビット・ラン”だった。何もかも踏みにじり、一切の反省を持たない無邪気な悪意が拡散し、世界が抵抗不能の破滅に汚染されていくのを彼女らは阻止できるのか……?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

56
炎の魔女のサポーター羽原健太郎と九連内朱巳の邂逅。凪を挟んで二人のコンゲームが幕を開ける。羽原は裏方に徹してきたが、冷静さと知力は抜群の一匹狼。九連内さんははったりだけで統和機構を登り詰めてきた嘘の天才。互いを知らない二人は、相手を計りながら駆引きを仕掛けていく。もちろんMPLS能力者にブギーポップも絡んで騙し合いが続くシリーズ異色作。二人がそれぞれの大切なものを守るために知略の限りを尽くすのだが、落とし処にビックリ。統和機構って、ホントにボロボロ・・・。2019/08/31

ネムコ

46
なぜだろう、ブギーポップを読むと気持ちがスッとする。パズルのピースがぴったりはまった感じ。今回はブギーポップと炎の魔女のツーショットがたっぷり見られて楽しかった。結構このシリーズには、根っからの悪人は出てこない。いや、今回は、か(苦笑)。顔見知りが何人も増えちゃって、知ってるヒトが出てくると嬉しくなります。2017/07/25

水無月冬弥

25
上遠野浩平先生の #ラノベ 炎の魔女、レイン、健太郎と主要メンバーがでて、本格的なブギーポップの物語でした。話し的には全然進んでいないですけど、まあ、ブギーポップはそんな話ですから。しかし、レインとブギーポップって初邂逅だったんですねえ2017/08/08

タカギ

21
久し振りの霧間凪、九連内朱巳、ラウンダバウト。羽原健太郎は昔のチャラい印象がなくなったなあ。作中では変わらずチャラ男扱いされている部分もありますが。ラビット・ランの処遇は今までにない感じ。こうやって朱巳の味方が増えていくのかな。2017/07/20

神太郎

19
九連内朱巳とブギーポップの邂逅がなかなかなかったので表紙が凪とブギーポップだっただけにおお?ってなってしまった。事件的にはそこまで大掛かりではなく、小粒だったような気もする。朱巳も何も能力がない中で次期中枢候補になってるのだから難儀なものである。2023/10/29

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