内容説明
“ぼくは歪曲王。君の心の中にある歪みに君臨するもの。君が歪みを黄金に変えることができるまで、ぼくはずっと君の側にいるだろう――”二月十四日の聖バレンタイン・デイ。 都市のど真ん中に屹立する異形の高層建築〈ムーンテンプル〉の観覧イベントに集まった人々を巻き込んで世界が歪んでいく。人々に甘く囁きかける歪曲王は、すべてがねじ曲がったその世界こそ天国にいたる階段だという。そして、そこにはもうひとつの奇妙な影がまぎれていた。“やはり来たな、ブギーポップ……!”人の心に棲む者同士が相まみえる時、終わりなき一日が、幕を開ける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青味泥シンカ
2
元々完結篇にする予定だったらしく、話の仕上がりも壮大さも素晴らしい作品でした。ただ、十年以上前に読んだ時に惹かれた部分は元ネタであろうディックの「パーマーエルドリッチの三つの聖痕」的な色が強く、それを知っている今では少しインパクトは薄れるのですが。ただし今では、歪曲王を必要とする人々の心の有り様、もっと言うとあとがきの方に刺さるものがある訳で、歳をとったものだとしみじみ思います。それもこれも、つまりはそれだけ普遍的な名作であるということになるのでしょうが。2023/10/22
めーてる
0
再読。相変わらず内容はちっとも覚えていなかったので、逆に楽しんで読めた。終盤で明かされる事実にビックリ。今回はブギーポップ出番多めだったのは、霧間凪がほぼ出ないからかなー。2025/01/15
yokoze_asahi
0
小道具としてツェッペリンの曲がいっぱい出てきて面白かったです。2024/10/05
九澄屋
0
スポルディングのスポーツバッグという言葉が最早季語みたいに思えてきた。ここまで読んでくると同じような表現がちょっとループしてしまっていてマンネリな感覚もしてこないでもない。既刊で23巻まであるらしい。嘘だと言ってくれ。2023/04/22
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