外国文学は読むけどラテンアメリカ文学は馴染みがないという方をイメージして集めました。先駆者のボルヘス、カルペンティエルからガルシア=マルケス、バルガス=リョサと言ったノーベル賞作家まで、とりあえず一作品づつ取り上げました。
人の心を惹きつける「物語」の本質に迫る文学が、メキシコからチリ、アルゼンチン、砂漠からジャングル、氷河の山並みまでの広い世界で覚醒しました。苦難の歴史と闘いながら魔術のように現れた作品たちに触れて、他の作品、作家へと興味を抱いていただけたなら、こんなうれしいことはありません。