内容説明
函館のグラウンドで、高校球児が覚醒剤の常習者に刺殺された。被害者の兄、警視庁の清水刑事は犯人を追うが、コンビニで買物客を殺した犯人は、その場で警察官に射殺される。事件の裏に覚醒剤の密売組織があると睨んだ清水刑事も、寝台特急・北斗星4号の中で殺害されてしまう。このままでは、もっと死者が出る。怒りに燃えた十津川警部が本格捜査に乗り出し、事件の舞台は函館から東京、そして海外へ。珍しく、十津川夫人・直子も登場する壮大なスケールのミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
11
「勝手に列車祭」第187弾。この本は文春文庫のみ(上下)2冊であり、文庫コレクション366冊目であった。。。1995年 1月10日 初版。。。事件は函館のシャブ中が少年を殺してしまうところから始まる。悪いやつは、シャブで儲けた金を議員や有力者に撒き、地位をを手に入れ、アフリカの小国まで手に入れ、私兵を育成するなど手が込んでいる。吾らが十津川警部が砂漠に置き去りにされる。。。解説にもあるのだが、シャブの売買やテロなどの社会派込みのミステリーとなっている。2018/05/20
ちばっち
9
十津川シリーズはあまり読んだ事がないので普段の国内時刻表ミステリーみたいなのがどんな内容か知らないのですが、こんなに重かったり、暗かったりするんですかね?それとも海外特別版みたいな感じでちょっと派手な感じになってるんですかね?「怒りの」となっているように部下の清水刑事が殺されてしまい、犯人逮捕に燃える十津川警部が描かれています。2016/09/13
ハロー
4
準レギュラーの清水死亡。さすがに警部怒る。2017/10/31
kenkou51
3
上下巻2冊にわたる長編 清水刑事が殺害される2013/07/03
まき
3
最近のマイブームは十津川マラソンです。2013/02/10